自分たちの視点で「日本文化らしさ」「自文化らしさ」を考えてみよう
「めやす」マスター研修2014、事前課題として報告された実践プラン。学習者それぞれが興味を持っている日本の文化事象について調べ、発見したこと、感じたこと、考えたことをまとめて「自分の目から見た日本文化らしさ」としてを発表するというもの。多国籍の学生が多様な文化的視点を提示している。
Category
- 言語
-
- 日本語
- 対象
-
- 大学生
- 活動タイプ
-
- インタビュー
- プレゼンテーション
- 交流
- 資料調査
- アウトプット
-
- スライド
- 話題分野
-
- ことば
Download
単元目標
<場面状況>
学習者それぞれが興味を持っている日本文化の事象について調べ、その結果自分が発見したこと、感じたこと、考えたこと(「自分の目から見た日本文化らしさ」)を発表してもらう。⇒学期前半の最後にグループプレゼンテーション、後半の最後に個人プレゼンテーションを課した。
インタビュー
このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。
実践したものです。
どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。
「日本人には本音と建前がある」「日本人は集団主義である」といった、ステレオタイプ的に日本文化を受け止めている留学生が多いように感じていましたので、本当にそうなのか、ということを自分たちで考えてみてほしいと思ったことがきっかけです。
実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。
新しい気づきがあったようです。この授業を基に、留学生には知識として教えられた日本文化の側面を「そうなんだ」と受け入れるのではなく、自分の視点から日本文化を考え、「発見する」姿勢を持ってほしいと思っています。
このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。
3×3+3のいずれの要素も含んだ授業内容になっていると思います。教室だけではなく、外の人ともつながって学びを広げていける点で、学生たちの積極性が引き出せるのではないでしょうか。また、多国籍の学生対象だと、日本文化だけではなく、お互いの文化についても学べる点がよいと思います。
同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。
「つながる授業」は、学習者のモチベーションの向上につながると思います。
執筆者
「外国語学習のめやす」マスター研修の修了者(2014)。参加当時、立命館アジア太平洋大学准教授。