留学先でかかるコストはどのくらい?―物価を調べてみよう

留学先でかかるコストはどのくらい?―物価を調べてみよう

池谷尚美(いけや なおみ)

池谷尚美(いけや なおみ)

「めやす」マスター研修2013のグループワークから生まれたプランを各メンバーが持ち帰って実践したもの。テキストの中だけでなく、実際のドイツ事情に自分たちで踏み込んで、そこから様々な事柄を学生たちは自分で発見していく。身近なテーマが発点にしているので、誰もが興味を持って参加できている。

2013年12月5日 閲覧者数927人 コメント数1件

Category

言語
  • ドイツ語
対象
  • 大学生
活動タイプ
  • 交流
  • 資料制作
  • 資料調査
アウトプット
  • スライド
話題分野
  • 人とのつきあい
  • 住まい

Tags

  • 動画
  • 物価
  • 留学
  • 調査
  • 買い物

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単元目標

大学生の消費行動の比較を通して、文化の背景を理解し交流を図る。


■この単元案のセールスポイント

・消費行動は毎日誰もが行っていることであり、そのような身近なことを出発点にしているので、誰もが興味を持って参加することができる。

・Y大学の学生に対する調査、W大学学生への調査を通じて、双方の学生生活の違い(または共通点)を見出すことができる。

・物価を比較することで、実際に現地に行った時にコストがどのくらいかかるかイメージを掴むことができる。

・グループで行動することで、協働しようとする意志が生まれる。

・クラス内での発表に留まらず、他大学の他言語履修者と成果物を共有することで、各国間の物価比較ができる。

インタビュー

このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。

プラン自体は実践しました。しかし、他大学との共有という部分はまだ着手できていないところがあります。

どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。

もともとは同じ作業グループのN先生(中国語)のアイデアでした。物価が日本と中国で随分違うので、物価を学生に調べてもらった時に、学生さんの反応が良かったというエピソードから、今回のプロジェクトのアイデアが膨らみました。

実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。

学生さんは面白がって作業してくれたと感じています。ただ、グループで作業すると一緒に話し合う時間が取れないなど制約があり、なかなか進まなかったという事情があります。また、留学生インタビューなど、ドイツ語を使って作業することは不慣れでなかなか捗らなかったようです。学生さんが困っているときに、教員がどれだけ良いタイミングでサポートできるかが肝心です。

このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。

実施する価値は十分にあります。テキストの中だけではなく、実際のドイツ事情に自分たちで踏み込んで、そこから様々な事柄を学生さんたちは自分で発見していきました。学習経験としてはリターンも大きいでしょう。

同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。

今回は初めてこのような大がかりなプランを立てたので、うまくいかない点もありました。このような授業では、授業外での活動も多くなります。学生さんそれぞれが他の学生さんと協働できるか、時間が取れるか、興味を持って調査できているかなど、様々な要因を考慮しなくてはならず、教員も柔軟に対応する必要があります。また、教員と学生だけではなく、留学生や留学経験者の方にも授業の趣旨を理解して協力していただいたのは有難かったです。

執筆者

池谷尚美(いけや なおみ)

池谷尚美(いけや なおみ)

「外国語学習のめやす」マスター研修(2013)の修了者。参加当時は横浜市立大学非常勤講師(ドイツ語担当)。2014「めやす」ウォーミングアップ研修in東京(11月実施)の講師。近年高校でも教鞭を執る。

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