「ことば」という視点から言語教育を再構成する
大津由紀雄 明海大学教授
現在行われている言語教育の実践を3名の方に紹介していただき、それぞれの方が大事にされていることを通して、言語教育が本来果たすべき役割を考えます。
子どもたちが生きていくこれからの社会をみすえ、さまざまな学びの場をつくる動きが広がっています。異なる年齢の子どもが混在するよさをいかした学校をつくろうとしている軽井沢風越学園、起業を巻き込みながら高校生が創造力を競う場を提供するCURIO SCHOOL、子どもだけでなく大人も探究できるプログラムを用意するこたえのない学校。
それぞれ、どのような学びをめざし、どのような場をつくっているのでしょうか。
変化の予測が難しい社会を、自らの可能性を追求しながら幸福に生きていけるよう、探究心を育てることが重視されています。本来、探究とはどういうものなのでしょうか。探究的な学びを支援する先生と、よりよい舞台をめざして試行錯誤を続ける舞台衣装家の方へのインタビューを通して、探究心に火がつくきっかけや探究を続ける原動力は何か、探究はどういうプロセスをたどるのかを探りました。聞き手は、教育工学が専門で、探究学習をテーマとしたTJFの研修の講師でもある稲垣忠・東北学院大学教授にお願いしました。
さまざまな国で身につけるべき能力として「21世紀スキル」「キーコンピテンシー」などが掲げられているが、これらの能力は具体的には何なのか、どうやって獲得されるのか、そのためにどんな学びが必要なのかを解説してもらうとともに、実践例を紹介します。
次の学習指導要領で大きな注目を集めている「アクティブラーニング」。
「アクティブラーニング」とは何なのか、なぜ必要なのか、どう取り入れたらいいのか、実践する上で何が必要なのかなどに迫るとともに、すでに実践している二校の取り組みを紹介します。