公益財団法人国際文化フォーラム

学校のソトでうでだめし募集

8/17 その辺の草でひも作りと編み物・機織(はたお)りだ!(於:鹿児島県日置市)/モリトクラシト・メカニクス09

まもなく募集を開始します。もうしばらくお待ちください。

今回の講座では、苧麻(ちょま。別名カラムシ、ラミー)など身近な植物から繊維を取ってひもを作ったり、ワラなどのイネ科の植物をなって縄を作ります。


さらに、植物繊維やひもを、原始機(げんしばた)など昔から伝わる方法で織ったり、編んだりして、布や敷物を作ってみます。

以前、モリトクラシト・メカニクスに先がけてオンラインで実施した「その辺のもので生きる」講座で、講師のテンダーさんは、

「結局、繊維を取って縄をつくることは、無限の長さの獲得と、無限の強度の獲得なんですよね。世界にある蔓や動物の毛や強い素材はみんな有限な長さだけど、編むという行為によってそれを無限に長く、強くしていけるロープの獲得は、強度と長さの獲得でもある。そして、もうひとつが線と面の変換です」

「今回の講座を用意しながら至った結論が『ロープとは文明そのもの』であるということ。自然繊維は有限の長さを持っているけれど、編むことで無限の長さ、無限の太さ、無限の強さに変えていける。そこから武器も作れるし、衣服も作れるし、住居にも発展するし、断熱材にもなるし、緩衝材にもなるし、すごい色んな所に広がっていく。だから紐を作るのは文明そのものだと思います」

(「その辺の草からロープを作ろう。ロープができれば暮らしが始まる」)

と語っています。

植物繊維をなうことで強度のある「線」(ひも、ロープなど)ができ、その「線」を編んだり織ったりすると「面」(布、むしろなど)を作り出せる。そういう植物繊維の特性と、植物繊維の特性をいかしてひとが獲得してきた智慧(ちえ)を、ぜひ実体験しにきてください!

この講座ですること

・植物から「繊維」を取る、植物繊維の強さを知る
・繊維から「ひもや縄」を作る
・「ひもと繊維」から布を作る

持ちもの

持ちものは追加になる可能性があります。

1) ハサミ
2) 軍手
3) 水分補給のための飲み物(必ずご持参ください。会場に自動販売機はありません)
4) 草木で肌がかぶれやすい方は、長袖・長ズボンの着用をおすすめします。
5) 必要な方はおやつなど(ゴミはお持ち帰りをお願いします)
*兄弟姉妹で参加する場合も、参加する方の人数分をご用意ください。

ものづくり中のケガなど

道具を使い慣れていない場合、ちょっとした切り傷などのケガをする可能性があります。
参加者のみなさんには、これから先の人生で道具を使いこなし自分に必要なものを作っていくためにも、講師の説明に十分耳を傾け、自分の身の安全を自分で確保する感覚と術を養っていただければ幸いです。

国際文化フォーラムは、講座実施中のケガなどに備え、イベント保険に加入しています。詳細は、下記「実施概要」の「お申し込みにあたってご同意いただきたいこと」ー「2. ご自身の安全の確保と免責について」をお読みください。

チラシ(PDF)

下記よりダウンロードしてご利用ください。
表面はこちら
裏面はこちら

講師

テンダーさん

鹿児島県日置市で、環境問題を解決するための工房「ダイナミックラボ」を運営。システム思考、オープンソース、非暴力コミュニケーション、先住民技術、適正技術等の人類の叡智を核に、考え、実践・実現し、伝えることを繰り返しています。

「石器時代の古い技から鉄を使った機械設計まで、たくさんの技術の中からちょうどいいものを選ぶ練習をしています。ちょうどいい技はお金もかからず、自然を壊さず、誰にも嫌な思いをさせずに問題を解決できると考えています」(ご本人談)

2021年2月〜2023年3月まで、「テンダーさんの『その辺のもので生きる』オンライン講座」(TJF主催)の企画・講師を担当。
著書に「わがや電力 12歳からとりかかる太陽光発電の入門書」(ヨホホ研究所)。

シリーズ 「モリトクラシト・メカニクス」 について

モリトクラシト・メカニクスは、裏山や川で手に入る草木や竹や石などの自然素材を、工具を使って加工し、新たな「道具」を作ることで算数や数学、理科や物理といった教科の内容を楽しい体験として習得するプログラムです。この一連を通して、暮らしに必要なものを自ら作り出せるタフなお子さんへの成長をお手伝いします。

2025年2月、TJFは鹿児島県日置市と、「本質的・探究的・体験的な学びを通した生涯学習の推進に関する 包括連携協定」を締結しました。「モリトクラシト・メカニクス」はその一環として、鹿児島県日置市を拠点に展開しています。

【実施概要・お申し込み】

日時

日にち 2025年8月17日(日)

時間    13:00 – 16:30(開始5分前までに受付をすませてください)

 

会場

日置市伊作地区公民館  大会議室
(鹿児島県日置市吹上町中原2568番地)

募集対象・人数

小学校1年生〜高校3年生 30-40人程度

小学校低学年のお子さんのご参加については、必ず保護者の方の同伴をお願いします。

*保護者の方は見学可能です。

 

参加費

無料

 

申込方法

下記よりお申し込みください。
お申し込みはこちら

*申込フォームへの接続がうまくいかない場合は、japanforum@tjf.or.jpにご連絡ください。

 

申込締切

2025年8月10日(日)
*締切日前であっても、定員に達した時点で締め切ります。

 

お申し込みにあたってご同意いただきたいこと

【重要】お申込みの前に必ず、保護者の方といっしょにお読みください。

1. 録画・撮影および画像・映像の利用について
国際文化フォーラム(TJF)は、活動の様子および参加者が制作した成果物等を、写真と動画で記録します。
・撮影した写真および動画は、本プログラムおよびTJF事業の広報活動*(告知や報告を含む)に使用することがあります。
・使用にあたっては、個人名が特定されないよう配慮いたします。
・本名や学校名・所属先を掲載する場合は、あらかじめご本人と保護者の方の了承を得ます。

○ 本プログラムおよびTJF事業の広報に利用するおもなメディア
TJFのウェブサイト http://www.tjf.or.jp/
同  Facebook https://www.facebook.com/TheJapanForum/
同  インスタグラム https://www.instagram.com/thejapanforum_tjf/
同  事業報告書(ウェブおよび印刷物)  http://www.tjf.or.jp/publication/coreca/
講師テンダー氏のメルマガやSNS、Webサイトなど https://sonohen.life/
協力団体(伊作地区公民館)のお知らせ

2. ご自身の安全の確保と免責について
さまざまな技術を体験し身につける過程では事故やケガなどが発生する可能性があります。
講座中は、講師やTJFスタッフがお伝えする安全についての注意を守り、ご自身の安全を十分に確保してください。

なお、講座実施中および講座実施前・終了後の事故・トラブル(*)について、TJFおよび講師は一切の責任を負いません。
*講座実施前・終了後の事故・トラブルとは、たとえば以下を含むあらゆるケースでの事故・トラブルを含みます。
・ 会場への往復で発生する事故・トラブル
・ ご自身で講座で制作したものを使用したり、新たに制作したりする場合に発生する事故・トラブル
・講座終了後に、設置されている制作物のある場に立ち入ったり、制作物に何らかの接触を行った結果発生する事故・トラブルなど

○ 保険について
TJFは、講座参加中のケガなどに備えてイベント保険に加入しています。保険の詳細はこちらをお読みください。

3. 日程の変更・中止について
下記の状況が発生した場合には、TJFの判断により、講座の日程を変更、または中止する可能性があります。
1) 病気、ケガ、事故およびその他のやむを得ない事情で講師が講座を行えない場合
2) 交通機関が大幅に運行遅延した場合、または交通手段が遮断された場合
3) 自然災害、悪天候などにより、講座の開催に支障が生じた場合
4) その他の重大な事故、及び事件などによりTJFが開催決行を不可能または困難と判断した場合

 

その他

・水分補給のための飲み物をご用意ください。

 

主催・お問い合わせ

公益財団法人国際文化フォーラム(TJF)

担当:室中
japanforum@tjf.or.jp

 

後援

日置市教育委員会

 

協力

日置市伊作地区公民館