「ハンパなく自分のことが好きになった」
プログラム中、そんなメールが保護者に届いた。ダンスにも韓国語にも自信がなくて、グループ活動にとけこめない。でも、ほかのメンバーが声をかけていっしょにダンスを練習するうち、少しずつ体が動くようになり、表情も硬さがとれて笑顔がこぼれるようになっていった。
ダンスの振り付けがなかなかまとまらないチームもあった。意見を強く主張するメンバー、賛成ではないのに反論できないメンバー。あるとき一人が「学校の話をしよう」と切り出した。絡まった糸がほぐれていくように、そこからみんなが自分の意見を言い合えるようになった。
いよいよ4チームによるダンス対決。会場での投票にインターネット投票を加えて、2チームが同点優勝となった。
事業データ
日韓の中高生交流プログラム2014 SEOULでダンス・ダンス・ダンス
2014年12月26日(金)~30日(火)
韓国・ソウル
財団法人秀林文化財団、TJF
公益財団法人双日国際交流財団、公益財団法人日韓文化交流基金
秀林外国専門学校
韓国日本語教育研究会、国際交流基金ソウル日本文化センター、高等学校韓国朝鮮語教育ネットワーク
ANA
中学生4名(日本1、韓国3)、高校生28名(日15、韓13)、計32名 日本の参加者は北海道、山形、兵庫、埼玉、千葉、東京、神奈川、岐阜、長野、大阪、福岡 韓国はソウル、仁川、京畿道、忠清北道、忠清南道、慶尚北道、釜山
韓国語を学ぶ日本の中高校生と日本語を学ぶ韓国の中高校生が日韓混合のチームに分かれて、5日間合宿しながら、ダンスや買い物、料理などを通じて交流した。
※事業報告書『CoReCa2014-2015』に掲載