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文化触変考:日本の食文化
アクティビティ 1 : 日本の食文化と食生活 |
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日付: | 国: | 著者(著作権): | テーマ: |
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2002/6 | 米国 |
島野雅俊 セント・ポール・スクール |
食 社会環境 |
概要 : | |||
であい主人公の写真を観察し、日本の食文化と食生活がどのように変化してきたかを考える。現代日本の食文化のひとつの特徴として、「ごはんとおかず」思想を紹介する。 |
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「であい」写真シートから:
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ワークシートと他の素材:
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導入:変化への認識 (1) 教師は生徒に自国で起こった食生活に関するさまざまな変化について挙げてもらう。 (2) 一通り出揃ったら、理由の示しやすい例をいくつか選び、生徒に尋ねる。 (3) 食生活以外の分野についても行い、小グループに分かれて文を作らせてもよい。
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日本の食文化、食生活について: (1) 写真を見ながら日本人の食文化や食生活の変化について考える。関連写真(優と功二郎の場合は下記の写真)を使用して、教師が生徒に質問するかたちですすめる。生徒の事前の知識によって、情報不足のところは教師が補う。 (2) まず、優と功二郎の朝食(トースト等)について話し合い、それらが日本の伝統的な食事かどうか生徒に尋ねる。また、日本人(特に若い世代)がこのようなものを食べるようになった理由も尋ねる。 (3) 功二郎の夕食(チキンカツ)の写真を見ながら、何を食べているかなど、基本的なことを生徒に質問する。その中でチキンカツ自体はもともと洋食だが、ごはんを中心とした他のものとの取り合わせという意味で現代の一般家庭の食事の典型であることも印象づける。 (4) 「ごはんとおかず」思想について 功二郎の夕食の写真を起点として「ごはんとおかず」思想について紹介する。方法としては以下のようなものが考えられる。2つ以上の組み合わせでもよい。 a. 一般家庭の食事や食卓の写真やイラストをいくつか見せて、共通点の認識を促す。 b. 黒板などに一人前の食卓の図を描き、「ごはん」ゾーンと「おかず」ゾーンを設定する。前者は一応「白いご飯」で固定しておき、後者に和洋中さまざまな品物を消したり描いたりするか、あらかじめ用意した絵カードなどを入れ替えて示していく。(使用文型「〜は〜とあいます」)
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(1) これまでに考察したように、「ごはんとおかず」思想、「ごはん」を軸にいろいろな入れ替えが可能な「おかず」習慣の存在が、日本がその長い歴史の中で、さまざまな外来食文化を比較的難なく受容できた要因と考えられる。ここで、生徒は、食文化以外のテーマで、関連するであいの写真、文章を観察し、文化触変の過程を検証する。また、自分の選んだテーマと食文化を比較し、文化触変の程度を比較してもよい。
テーマ例:(2) 次に、生徒は自国における文化触変を検証する。日本の場合と同様の手順で行うが、自国の場合は、自分自身の観察、経験を踏まえて文化触変の程度、性質を考える。教師は、2地域以上を比較し、ある地域においては、ほかの地域に比べ、外来文化の受容がより著しく敏速である理由について考えるよう促す。 |
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