めいきんぐ☆授業 日本語の力を伸ばすことだけを目的にするのではなく、日本語を学ぶことを通じて、21世紀を生きる力を生徒に身につけてほしいと願い、実践している日本語の先生によるエッセーです。どのように授業をつくっていっているのか、そのプロセスを知ることができます。

グローバルな問題を自分のものとして考える

生徒がすでに持っているグローバルな視点を伸ばし、将来、地球市民として活躍できるように準備をするのが自分の授業の役割だと思っている著者が、一編の詩からグローバルな問題を考えさせ、自分の心に向かい合わせる授業を行った。そのプロセスを紹介する。

VI.ことばが力をもつとき

V.詩をつくる

IV.自分たちが好きな詩を朗読する

III.詩「福島へ」を読む

II.「地球市民としての個人」を考える

I.詩と私と「福島へ」

ニシムラ・パーク葉子ニシムラ・パーク葉子
オーストラリア・NSW州教育地域社会省中等教育部アジア言語学習推進プログラム支援オフィサー
1990年、ハイスクールの日本語教師として渡豪。1998年よりNSW州教育地域社会省勤務。外国語としての日本語の教材開発を専門とし、現在アジア言語を奨励する企画等を進める。共書に日本語の教科書「未来」シリーズ、「iiTomo」シリーズ (Pearson Education) がある。ここ数年、継承語としての日本語教育に携わりこの分野における教材開発に意欲を示す。

社会との関わりをうむプロジェクト

日本にいるのに日本人との接触が少ない生徒に、日本語を使う実感をもたせ、社会と関わらせたいと思った。プロジェクトを行ってみると、問題設定ができない生徒が多いことがわかった。さて、そんな生徒をどのように導いていくのか、そのプロセスを紹介する。

Ⅳ. 生徒が自らつかみとったこと

Ⅲ. 「本物」に触れる

Ⅱ. 生徒の問題意識を引き出す

Ⅰ. 行動を起こすために

稲原教子稲原教子
アメリカンスクールインジャパン高等部日本語教師
生徒たちが社会に出たときに必要な力は何か、そのために日本語の授業でどんなことができるのかを常に考え、ファシリテーターとして生徒の力を引き出すために、いろいろな活動を授業に取り入れている。青山学院大学文学部教育学科卒業。同大学大学院教育行政学専攻博士課程前期修了。教育学修士。ベトナム、ハノイ工科大学日本語センター主任教授。1998年より現職。共著に『ドラえもんのどこでも日本語』(小学館)がある。