公益財団法人国際文化フォーラム

「多文化×芸術」事業報告

【開催レポート】T-ARTワークショップ in 呉

TJFは、「多文化×芸術(T-ART)」をコンセプトに、芸術の力を活かして、多文化共生、多様性包摂を目的としたさまざまな事業(T-ART事業)を2017年度より取り組んできました。本事業の継続発展に欠かせない基盤として、事業に関わってきたアーティストを中心に、2025年11月23日には「T-ARTネットワーク(T-ARTネット)」を立ち上げました。T-ARTネットのキックオフとなる「T-ARTフォーラム2025」開催後、T-ARTネットメンバーにご活躍いただく活動を広く展開していく最初の企画として、呉市国際交流協会と「T-ARTワークショップ in 呉」を共催しました。なお、本ワークショップは呉市国際交流協会主催の「外国にルーツをもつ児童・生徒のための冬休み宿題応援プロジェクト」の一環として行いました。

呉市国際交流協会は、宿題応援プロジェクトに参加する子どもたちが「違いを楽しみ、共に創造する社会」を築くための実践的な方法として、ダンスや演劇などの共同制作を通じて、さまざまなバックグラウンドを持つ者同士が感情や価値観を共有し、言葉を超えた一緒に作る・楽しむ」ことを経験してほしい」という目的から、TJFにファシリテーターの派遣とワークショップのプログラム提供を依頼しました。この協力依頼を受け、TJFは「T-ARTワークショップ」を企画し、T-ARTネットメンバーである3名のアーティストを派遣しました。


【ワークショップ①】
メインファシリテーター:深堀絵梨氏

ワークショップ①では、多様な文化背景をもつ参加者同士が一緒に活動する中で、互いを知り、安心して関わり合える関係づくりのきっかけとなることを目指しました。子どもたちが身体を自由に使って表現する楽しさを知り、仲間と協力しながら創作し、それを表現する喜びを感じることをねらいとしました。


【ワークショップ②】
メインファシリテーター:関根好香氏

ワークショップ②では、初めて出会う人同士でも自然に関わり合える場づくりを大切にし、参加者一人ひとりが自分のペースで表現したり発言したりできる、安心して交流できる関係性を築くところから始めました。その上で、参加者自身が考え、意見を出し合いながらアイデアを形にしていく経験を通して、自分から行動する力や、周りの人と関わろうとする姿勢を育むことを目指しました。


【ワークショップ③】
メインファシリテーター:坂田光平氏

ワークショップ③では、ことばだけでなく、動きや表情などさまざまな方法で気持ちや考えを相手に伝える、相手から受け取る体験を大切にし、コミュニケーションの幅を広げることをねらいとしました。グループワークでは、抽象的なテーマやことばをどのような動きで表現すれば相手に伝わるかを考え、試行錯誤を重ねながらチームで一つの作品をつくり上げました。その過程を通して、協力して創り出す楽しさや、共に表現する面白さを感じてもらうことを目指しました。

「T-ARTワークショップ in 呉」の詳しいレポートは、開催の様子を記録した写真、参加者の声と共に、T-ARTウェブでご覧ください。