くりっくにっぽん活用術

学校の制服について考える

執筆:祥子・小本レノビッチ(バーナビー・マウンテン・セカンダリー・スクール)

話題/目標:学校生活、気持ちや考えを伝えあう、自分・自文化と比べる、衣とファッション

2012.12.7

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制服の長所短所について考えるとともに、理想の制服をデザインする。

目 標

・制服、ファッションについての自分の意見を認識し、伝えることができる。
・自分の理想の制服をデザインし、描写することができる。

対 象 中高校生
日本語レベル 初級(上)~中級
準備するもの

手順

  1. 生徒と一緒に日本の高校生のファッションのイメージについて話し合う。制服が好きな生徒に手を挙げさせ、理由を説明させる。
  2. 先生はハンドアウト1を配り、生徒は1ページ目の内容をパートナー、或いはグループと話し合いながら書き込む。
  3. 先生はくりっくにっぽんの記事をボードに照らし、クラスで一緒に読む。(記事をプリントした物を配付することも可能)
  4. クラスで制服の特徴やなんちゃって制服の利点について話し合い、プリントに書き込む。日本語初級のクラスでディスカッションが難しい場合は母語が混ざってもよい。
    ディスカッションのトピックの例:
    • 制服のファッション性
    • 制服を着ることによってのグループ意識
    • グループの一員としての個人のアイデンティティ
    • 日本人の団体性
    • 各学校の印象(制服を活用する学校の特徴)
    • 内(同じ制服を着た学生)と外(違う制服を着た学生、私服通学の学生、その他の人)との関わり
    • 制服に関連した校則(例:スカートの丈の長さ、髪のスタイル、アクセサリーの使用)
    • 校則への対応の仕方(例:着こなし術、ルーズソックスの流行、放課後の着替え)
    • なんちゃって制服を要望する学生達の考え、内心
    • ポップカルチャーの中でのなんちゃって制服の位置づけ (2009年に外務省はポップカルチャー発信使(通称カワイイ大使)になんちゃって制服のアドバイザーを任命)http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/culture/koryu/pop/kawaii/
    • コスプレに対しての考え など

発展

自分の理想の制服を描こう

  1. クラスで洋服に関連する言葉を復習し、特に制服に関わる言葉を(ブレザー、スカート、セーラー服など)ボードに書き出す。 色や模様の言葉も集める。CONOMiやアルテミス東京のウェブサイトが参考になる。
    http://www.conomi.jp/ http://artemistokyo.com/
  2. 先生は生徒にワークシート2を配り、プロジェクトの説明をする。
  3. 生徒は自分が好きな制服をデザインし、描く。
  4. クラスで発表したり、先生は掲示板にみんなのデザインをはったりする。

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