韓国語を学びたくて、熊本から長崎の対馬高校へ。蓮田なつみさん

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韓国の歌手グループとの出会いがきっかけで、やりたいことにどんどん挑戦している蓮田なつみさん。熊本から韓国語コースのある長崎県立対馬高校に進学。下宿生活を経て、この3月にはソウルの大学に進学します。

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中学2年生のとき、友だちと韓国の歌手グループ「スーパージュニア」のDVDを観ました。

初めはとにかくかっこいいと思いました。そのうち、歌詞の意味が知りたくなって、独学で韓国語の勉強を始めたんです。それまで特に好きなことも、自分から勉強したいと思ったこともなかったから、自分でもびっくりすることでした。

進路を決めるころ、韓国語コースがあり、離島留学制度のある対馬高校のことを知りました。でも、熊本県からは遠いので、母は最初は反対でしたが、「自分のことをちゃんとする機会になるから」と、最後は許してくれたんです。先生たちも「やりたいのなら」と言ってくれました。

こうして親元を離れて対馬高校に進学。人見知りでしたが、韓国が好きだという共通点があったので、すぐに友だちができました。韓国語の検定試験も受けたり、放課後には友だちとDVDの真似をして、K-POPダンスも始めたりしました。

学校の先生から、韓国の中高生とダンスで交流する「ソウルでダンスダンスダンス!」のことを教えてもらったときは、あこがれのソウルで、しかも好きなダンスができるなら、「やってみるしかない」とすぐに応募しました。東京での全3回の事前研修は、深夜バスで参加しました。ソウルでは韓国語が今よりできなかったので、ジェスチャーばかりになってしまいましたが、発表会のことが韓国の新聞に載ったのは最高の思い出です。

高校3年間ステージに立った文化祭では、友人といっしょに踊り方を教えて、クラス全員でK-POPダンスを踊りました。学校ではダンスがうまい人として、ちょっと知られる存在になりました。以前は目立たないほうだったから、自分でもずいぶん変わったと思います。

大学はソウルに行きたいと前から決めていて、先生も「やっぱりか」と笑っていました。大学では、中国語を勉強します。スーパージュニアは最近、中国語でも曲を出しているからです。韓国から、中国でのコンサートにも行くつもりです。

韓国語と中国語のどちらもできるようになって、コンサートでは通訳なしで、ドラマも字幕なしで、全部わかるようになりたいです。そして将来は、日本と韓国の架け橋になるような仕事がしたいです。

もしも、やりたいことがなかったら、なんとなく進路を決めていたかもしれません。いったん夢中になれることが見つかったら、夢も進路もやりたいことも、全部決まっちゃう、悩むことなんてないんだって、昔の自分に伝えたいです。