日本と他国(中国)の大学生活を消費行動から比較する

日本と他国(中国)の大学生活を消費行動から比較する

西香織(にし  かおり)

西香織(にし かおり)

中国在住の中国人学生にEメールを送り、消費行動(家賃、ランチ、携帯電話利用料、アルバイト、学費など)について調査し、日中間の比較を通して文化背景を理解し交流を図る活動。同じプランを日本国内の他大学の異なる言語クラスでも実施し、調査の結果を共有することで、グローバルな視点を養う。

2013年12月5日

Category

言語
  • 中国語
対象
  • 大学生
活動タイプ
  • アンケート調査
  • 交流
  • 資料制作
アウトプット
  • スライド
  • 記事
話題分野
  • 人とのつきあい
  • 住まい
  • 学校生活
  • 日常生活
  • 自分と身近な人びと

Tags

  • メール
  • 共有
  • 比較
  • 消費行動

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単元目標

大目標: 日中大学生の消費行動(家賃、ランチ、携帯電話利用料、アルバイト、学費)の比較を通して文化の背景を理解し交流を図る。
中目標: 1.自文化(日本)の学生の消費行動を振り返る。
2.目標文化(中国)の学生の消費行動を理解する。
3.各文化、各地の学生の消費行動を共有し、比較する。

■この単元案のセールスポイント
・ 大学生の日常生活での消費行動という身近なテーマを与えることで、学習者の興味・関心を引きやすい。
・ 時折、日本に留学している中国人留学生との交流の場を授業内で設けることがあるが、今回の調査は中国在住の中国人学生とEメールなどを通した生の交流ができるということで、よりリアルな言語活動ができる。
・ 消費行動というテーマでありながら、中国の大学生活が垣間見え、またその結果は、日中いずれの学生にとっても役立つ。
・ 結果(スライド)をウェブ上で、他校の他言語クラスと共有することで、日本の他の大学とのつながりもでき、グローバルということの意味を考えさせるきっかけを与えることができる。

インタビュー

このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。

実践し、中国のD大学の学生さんと情報を共有しました。
ただ、同じ価格(消費行動)プロジェクトを実施した日本の他大学の他言語クラスとの情報共有は残念ながら予定通りにいきませんでした。

どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。

昨夏のめやすマスター研修で同じ作業グループになった他言語の先生方と話し合ううちに浮かんだアイデアです。日本人の学生と目標言語(中国語)の学生との交流だけでなく、他の言語を学ぶ日本の他大学の学生とも同様のプロジェクトを行うことで交流ができるという点を重視しました。

実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。

予想以上の好反応で、実際に中国にいる中国人とEメール等を通じてつながれたこと、間接的にではありますが、結果をまとめたスライドなどを通して、同じプロジェクトを実施した日本の他大学の他言語のクラスともつながることができたことは、学生にとっても刺激的で有意義であったようです。中国人の学生への価格・物価に関するインタビューを通じて、学生自らが新たな情報を得ることができた(日本と中国の大学生の生活の違いなどを知ることができた)点も、学生達に大きな達成感を与えたように思います。

このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。

学生自らが「気づき」を得ることの重要性を改めて感じました。教師が出しゃばりすぎることなく、今後も、「サポーター」としての教師の役割について深く考え実践していきたいと思います。
また、今回、交流した中国の大学の先生や学生さんを「協力者」としての位置づけにしてしまいましたが、今後は、「協働者」として共にできる活動のあり方を模索したいと思います。
さらに、今回は、大学1年生を対象としましたが、大学生らしい知的な活動をより多く取り入れられるようにする必要があるように感じました。

同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。

はじめは『外国語学習のめやす』の活動例をそのまま使ってもよいかと思いますが、目の前にいる学生の語学レベルや知的関心等に合わせてアレンジしていくことも教師の腕の見せどころになると思います。
私たち教師も日々、腕を磨かねば!

執筆者

西香織(にし  かおり)

西香織(にし かおり)

「外国語学習のめやす」マスター研修の修了者(2013)。参加当時、北九州市立大学准教授。「めやす」のコミュニケーション能力指標をベースにした山崎直樹教授(関西大学)の科研プロジェクト「中国語コミュニケーション文法およびその導入のための教材・教授法の構築 」メンバー http://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~ymzknk/ 自身は「外国語環境下の中国語学習者に見られる語用論的転移研究―応答表現を中心に―」をテーマに研究 https://kaken.nii.ac.jp/d/p/23720288.en.html

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