くりっくにっぽん活用術

日本の年中行事を折り紙で表現する(協力:JTA)

執筆: チャ・スンヨン(トィゲウォン高校)

話題/目標:クラブの発表会や展示を企画し、発表できる、協働力を身につける、教科書の他の単元とつながる、行事

2015.9

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キーワード:・読み・文化体験(折り紙)・発表・初級~
1)年中行事(伝統文化)についての記事を読み、筆者が、年中行事をどのように捉えているかを理解し、自文化と比較する。
2)グループで年中行事を1つ取り上げ、年中行事を表す「折り紙」を作り、発表、交流する。

目 標

日本の年中行事を把握し、自文化との比較・分析を行い、折り紙で主要なものを制作する過程を通して、批判的かつ開放的な国際市民として成長するきっかけを持たせる。

対 象 高校2年生
日本語レベル 初級レベル(学習暦-6ヶ月)
準備するもの

手順

1. 学習目標を提示する。

2. 教科書の写真や読解資料を読み、日本の年中行事とその意味について説明する。

3. 読解資料(TJFくりっくにっぽんの「今年もひな人形を飾りました」「お盆の牛さんとお馬さん」)に記載された文を見みながら語彙を学習し、韓国の年中行事と比較してみる。

4. 資料に出ている語彙と文型を学習する。よくわからない場合や理解が難しい文や単語は、教師が手助けする。確認の際には、日本語で「わかりますか。」「すきですか。」などの質問で、できるだけ日本語をたくさん聞かせる。

5. 内容を把握したら、韓国と日本の年中行事がどのように違うのか考えてみる。

6. アクティビティをすることを予告する。
教師:今日は年中行事と関連し、行事に関係のあるものを折り紙で作ってみて、その日付と活動をより深く知ってみようと思います。

7. 日本の折り紙について説明する。

8. くりっくにっぽんの折り紙関連映像を見ながら折り紙についての心構えを喚起させる。
(1)トライ&エラーで完成度を高める。
 (2)友だちや周囲の人の折り方を真似しながら、自分なりの折り方を考えてみる。
*くりっくにっぽん「トライ&エラーで作り出す」(西田シャトナー、愛知県在住)映像視聴(https://www.tjf.or.jp/clicknippon/ja/mywayyourway/06/post-15.php)

9. 自分のグループの行事についての折り紙活動をする。→①グループごとに何の行事について発表するか決める。②グループごとにそれぞれのテーマにあわせた折り紙を作成する。、
*参考ホームページ:折り紙クラブ(http://www.origami-club.com/

10. 自分の作品の発表をして展示するようにする。

11. 他のグループの発表を聞いて、展示を観覧し、質問と評価を記録紙に書くようにする。

12. 順位をつけたり、順位はつけずにみんなを褒めあう等、クラスの雰囲気や形態に合わせて、交流と内容の確認を深めた後、授業を終了する。(グループごとに、評価および褒めのメモを作って、他のグループに伝達する。)

13. 学習内容を整理して形成評価を提示する。

14. 授業全体についての評価および感想、反省の時間を持つ。

生徒の作品

Photo1_201511nihonorigami.jpeg

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