くりっくにっぽん活用術

父の日プレゼント(協力:JTA)

執筆:ソウル漢城高等学校 パク・ユンウォン

話題/目標:教室の外とつながる、気持ちや考えを伝えあう、自分と身近な人々、行事

2016.03

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キーワード:・読み・話し合い・家族関係
・初級~
1)「父との関係」についての動画と記事を題材に、「私と父」との関係について仲間と話し合う。
2)「父と私との関係」について話し合い、考えを深め、文章で表現する。

目 標

(1)「父の日のプレゼント」をよく読み、筆者のメッセージを読み取る。
(2)感じたことや想いをまとめて、簡潔な文章で表現できる。    
(3)家族の大切さを通して自分の未来探しができる。

対 象 高校生
日本語レベル 初級
準備するもの
  • くりっくにっぽんウェブサイトの1/365 「父の日のプレゼント」(ウェブサイトを大画面に映す)

手順

1. くりっくにっぽんのウェブサイトを紹介し、テーマのねらいと目標について知らせる。
くりっくにっぽんのウェブサイトにある記事内容を紹介し、テーマに対する興味を高める。
<紹介内容>
今日のテーマを話す前に動画を見せる。(https://www.youtube.com/watch?v=sHsxiE5AgsU

(涙の動画) 全世界を感動させた父と息子の涙のマラソン。

(伝えたいメッセージ1)この世界にできないことは何もない。人間は本来弱い生き物だが、本人次第で人は変わることができるのだ。

(メッセージ2)息子を見捨て(諦め)ず、最後の最後まで息子と共に生きようとする姿を見て欲しい。マラソンを6度も完走し、トライアスロンにまでチャレンジした父親が、息子の車椅子を押してマラソンに挑戦し、息子の夢までをも叶えようとする姿を見て欲しい。

2. 学生たちに問いかける。
「もし今、みなさんのこのような立場になっていれば自分はどうするだろう。」
-あまりにも辛くて、苦しくて人生を諦めるだろうという本音を語らせる。

3. 父の日のプレゼントの本文を朗読する。
- 朗読は生徒に読ませる(韓国語翻訳版)。
- 教師が日本語訳も読み上げる。

4. 言葉やメッセージ、キーワードについて考える。
4-1. 朗読の後、 心に残った部分、みんなでもっと考えてみたい点、疑問に思うところを発表しあう。
- 心に残った部分、みんなでもっと考えてみたい点、疑問に思うところをノートに書かせる。
4-2. どのような言葉やメッセージ、キーワードが印象に残ったかについて発表しあう。
- 近くの生徒と話し合う。
どのような言葉やメッセージ、キーワードが印象に残ったかを発表させ、板書する。
- 個人で考えをノートに書いた後、いくつか発表してもらう。

5. 生徒に父との関係及び今まであったことを発表させる。
(実際に出た生徒の事例)
・父のありがたみに気づけなかったこと。
・父に一度もプレゼントをあげなかったこと。
・小4年生以来、父との対話があまりなかったこと。
・自分の立場を振り迎える大切なきっかけになっとこと。

6. まとめ及び自分の未来をさがす
6-1. 家族の大切さと自分の未来を開く動画を紹介する。 https://www.youtube.com/watch?v=e5DluM4vEWY
6-2. 問いかける。「今自分の眼の前に父親がいたら、あなたは何をしたいですか。」
- 自分自身の考えをまとめてメモをさせる。
6-3. 「父の日のプレゼント」と「感動の父と息子の動画」から受けたメッセージに対し、自分の考えをまとめる。
- これからどのような心構えで人生を生きて行くか考えをまとめ、発表させる。


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