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このプロジェクトのめざすものを教えてください。
ペアやグループで取り組んでもいいの?
デジタルカメラと普通のカメラとどちらがいいの?
昔の写真を使用してもいいですか?
どうやって写真を送ればいいの?
日本語の授業で自分を表現するプロジェクトを行う意義は?
なぜ日本語の授業で写真なの?
生徒の日本語レベルでは、実際に日本語でエッセイを書くのは難しいです。
日本語学習のほかに、どんな効果があるの?
時間はどのくらいかかりますか?
写真の指導ができないのですが。
サンプルフローチャート

このプロジェクトのめざすものを教えてください。
「であい」を使って勉強した中高校生に、「であい」の主人公の生活や考えに触れて感じたことや考えたことをもとに、今度は自分について振り返り、表現する機会をもってもらうことをめざしています。そして、応募作品をであいフォトエッセイカフェホームページに掲載することで、「であい」を使って勉強した中高校生どうしがお互いについて知り交流する機会を提供したいと考えています。
ペアやグループで取り組んでもいいの?
ペアやグループで取り組むことも可能です。でも、あくまで応募者は主人公のみとなります。
自分の写真を自分で撮ることは難しいので、ペアを組んでお互いに撮影することもひとつの方法です。グループでは、エッセイを書く主人公、写真を撮る人、日本語の入力を担当する人、レイアウトをする人などと役割分担をさせてもいいでしょう。ペアやグループで取り組む場合は、お互いのことをよりよく知ったり、協力してともに作りあげる喜びを知る機会になります。
デジタルカメラと普通のカメラとどちらがいいの?
このプロジェクトは、写真の質の高さを求めるものではありません。入手が可能なら、デジタルカメラを使ったほうが、提出のための加工が楽だという利点があります。写真の出来を確認しながら撮影できるという点もメリットでしょう。目的は自分を表現するということですから、それを考えて自分にあったカメラを選ぶとよいと思います。
昔の写真を使用してもいいですか?
アルバムなどから、昔の写真を選んで使用することもできます。
どうやって写真を送ればいいの?
写真は、デジタルに加工して、応募用紙とともに、メールで送信するかCD-ROMに保存して郵送してください。デジタルカメラの場合は、写真がもともとデジタルなので簡単です。普通のカメラの場合は、プリントしたものをスキャンするか、可能な場合は写真屋でCD-ROMに保存してもらう方法があります。写真の大きさの目安は、530 pixel×350 pixelくらいです。
日本語の授業で自分を表現するプロジェクトを行う意義は?
ことばの役割のひとつは、自分を表現することです。学んだ日本語を使って、自分を表現し世界へ発信したり、世界各地で日本語を学ぶ同世代のフォトエッセイを受信したりすることで、日本語を学ぶ意欲も高まります。また、ふだんの授業やテストと違い、一人一人の日本語レベルやペースに応じて取り組むことができるので、それぞれが達成感を得られるプロジェクトです。
なぜ日本語の授業で写真なの?
自分をことばだけで、それも外国語で表現することは、なかなか難しい作業です。写真をつけることで、文字では伝えきれない内容を、世界のいろいろな人たちに、よりわかりやすく親近感をもって伝えることができます。また、自分を表現するための写真を撮影したり選んだりする過程で自分を見つめなおすことにもなり、ことばによる表現も深めることができます。
生徒の日本語レベルでは、実際に日本語でエッセイを書くのは難しいです。
授業の目的や、生徒のレベルにあわせて、いろいろな取り組み方が考えられます。

パターンA:
日本語を使わずに母語*だけで取り組む。自分を振り返り、表現するということに重点をおくことができます。
例:ケイティー/アメリカ、バーモント州

パターンB:
全部日本語で書く。もちろん、母語ほど自分を表現しきれないかもしれません。でも、生徒は、教師、辞書、インターネットなどの助けを借りながら、自分の言いたいことをなんとか表現しようとするでしょう。完成すれば、自分を表現するための日本語が身につくとともに、自分の言いたいことを苦労しながらも伝えることができた、という満足感が得られます。
例:ジェンニ/アメリカ、ネバダ州

パターンC:
日本語と母語*を組み合わせる。たとえば、1) エッセイの一部を日本語にする、2) エッセイは母語*で、写真のキャプションを日本語でつける、など。教師の工夫次第で、生徒のレベルに応じた日本語を取り入れることは可能です。
例:ブラッド/アメリカ、ジョージア州

パターンD:
母語*で書かせてから日本語に翻訳する。あるいは、日本語を書いてから、母語*に訳させる。この場合は、母語*と日本語の両方で応募することも可能です。母語*と日本語の文をまったく同じ内容にする必要はありませんが、生徒にとっては、日本語だけでは十分伝えきれないことも、母語*で補足できるという安心感があります。
例:ホリー/オーストラリア、ビクトリア州

英語、中国語、韓国語以外の言語を使用する場合は、事前にご連絡ください。であいフォトエッセイカフェホームページに掲載される場合には、応募作品は、基本的に日本語と英語、母語の併記になる予定です(翻訳作業はTJFで行います)。
日本語学習のほかに、どんな効果があるの?
・日本語での入力の練習になります。また、HTMLやPDFで作品の形にまとめる場合にはそのソフトを使う練習になります。
・文章と写真で、いかに自分を表現するかという表現の勉強になります。
・生徒主体のプロジェクトなので、ふだんの授業では控えめな生徒も積極的に取り組めます。
時間はどのくらいかかりますか?
このプロジェクトの作業には、学校でできることと家ですることなど、さまざまな段階があるので、授業のコマ数や取り組み方によって、取り組み期間は異なります。(具体的にはサンプルフローチャートを参照してください)
写真の指導ができないのですが。
このプロジェクトは、写真の質の高さを求めるものではありません。表現したいことがあれば、写真の技術がなくても、伝わるものはあります。確かに、抽象的な内容を写真で表現するのは難しい場合がありますが、主人公以外にも、風景やものの写真など、何をどんな場面で撮るか工夫することで、伝えられることがあります。

サンプルフローチャート
◇これはすでに「であい」を授業で使っている場合を想定しています。これから「であい」を使う場合には、さらに時間がかかります。
◇これはあくまでサンプルですので、各学校の事情に合わせて順番を入れかえるなどして自由に行ってください。

事前準備
必要に応じてカメラの調達
必要に応じて校長、保護者の許可
必要に応じてコンピュータの確保

 
備考
説明  
であいの主人公についての感想文を書く
入力作業
必要に応じて下書き提出、教師確認、書きなおし、最終版提出
「自分」についてのエッセイを書く
入力作業
必要に応じて下書き提出、教師確認、書きなおし、最終版提出
写真撮影 普通のカメラの場合、現像を待つのに意外と時間がかかる
撮影した写真や、アルバムから写真を選定する
普通のカメラの場合、選定後写真のスキャンも並行して行う
1つの作品としてレイアウトする場合は、その作業(HTMLかPDFにする)
(さらに時間がかかる)
関係者の許諾書を得る  
写真のキャプションを書く
入力作業
必要に応じて下書き提出、教師確認、書きなおし、最終版提出
全体のタイトルをつける  
応募用紙に入力し、写真とともにメールに添付して送信、またはCD-ROMに保存して郵送 成果を授業で発表、評価してもよい

①は授業で、⑥は宿題で行う。それ以外は、授業でも宿題でもできる。宿題だけで行えば、クラス全員ではなく、希望者だけの参加も可能になる。

※は、コンピュータを必要とする作業
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