であいフォトエッセイcafeトップページ


*モニタリング:このプロジェクトの本格実施に先がけて、2004年2月から5月まで、アメリカ、イギリス、オーストラリア、韓国、中国の中高校の先生14名にモニタリングを依頼し、それぞれのクラスでフォトエッセイづくりに取り組んでいただきました。

「わたしの世界」や、わたしの生き方をほかの人たちに見せ、紹介するということに、すごくやる気を感じた。(生徒、オーストラリア)

すごく短期間でMicrosoft Front Pageを使えるようになりました。でも、わたしが学んだもっと大切なことは、自分の力を疑ってはいけないということ。それは、自分で自分をダメにしてしまうことだからです。(生徒、オーストラリア)

日本語の上達に役立つプロジェクトだと思いました。また、実際に机に向かって自分について書いていると、わかってはいたけれど、深く考えてみたことがなかった自分自身のいろいろな面について、改めて気づきました。(生徒、オーストラリア)

友だちといっしょに作業したので、とても楽しいプロジェクトでした。それぞれの下書きを持ちよってみんなでアイデアを出しあうと、いい作品をつくりあげることができるのだとわかりました。(生徒、アメリカ)

3年間同じクラスで学んできたクラスメートに心をひらいて、言うつもりがなかったことを言えて、うれしかったです。(生徒、アメリカ)

自分の考えを日本語に翻訳するのはとても難しかったです。日本語について、語彙だけではなく、もっとほかのことも勉強しなくてはいけないと感じました。(生徒、アメリカ)

フォトエッセイプロジェクトに参加して、自分と、自分の生活についてより深く理解することができました。今まで考えたこともなかった自分の性格に気づきました。(生徒、アメリカ)

このプロジェクトで、わたしの生活のなかで重要なことを表現することができました。自分にとって何がいちばん大切かを考えなおすことができました。(生徒、アメリカ)

子どもだったときのことを思いだしました。同時に、将来のことについて考える機会にもなりました。(生徒、アメリカ)

このフォトエッセイプロジェクトをとおして、私たちが「同じだなあ」「違うなあ」と思えるような日常生活の小さなことを知りたいです。たとえば、誕生日の祝い方。歯が抜けたとき、歯の妖精が来てお金と取りかえてくれるのかどうか。また、オーストラリアでは、親はよく「交通事故にあったときのために、きれいな下着を着ていきなさい」といいますが、ほかの親はなんていうのか、など。(生徒、オーストラリア)

自分の写真を撮って自分を表現するのが新鮮だったし、独特な方法だと思った。キャプションやマイストーリーなどを日本語で書き、先生に校正してもらったりしたことで日本語がレベルアップした。うれしい。(生徒、韓国)

フォトエッセイづくりをとおして、自分をあらたにみつめなおした。これまで自分の生活なんてつまらないものと思っていたが、エッセイを書いてみて、自分の生活がこんなにバラエティに富んでいてるんだということに気づいた。(生徒、中国)

いつも、ほかの国の男の子や女の子と友達になりたいと思ってきたが、フォトエッセイプロジェクトでこの望みがついにかなった。自分がこんなにも自由を求めている人間だったということに気づいた。(生徒、中国)

自分の作品を世界中の人に読んでもらえるという意識があるので、日本語を書くことがとてもリアルになりました。自分のことをもっと知ってもらいたいという純粋な動機から、とても丁寧に取り組んでいました。正解があるわけではないので、日本語レベルやひとりひとりのペースに応じて取り組むことができ、それぞれに達成感があったようです。(沢木俊吾、教師、オーストラリア)

生徒中心のプロジェクトで、生徒自身も興味を持って取り組んでおり、見ている私自身もとても楽しかったです。私の役割が単に教えるのではなく、生徒を助ける側にうつったことで、生徒の自主性やグループの中での協力が生かされたと思います。ふだんおとなしい生徒が積極的に参加したりして、生徒同士のつながりが強くなった点が印象に残りました。(ミユキ・ジョンソン、教師、アメリカ)

これまで生徒たちは書くという作業をあまりしたことがなく、あってもあまり積極的ではありませんでしたが、このプロジェクトでは自分の写真にキャプションをつけるという目的が彼らの「書きたい」という欲求をかきたてるのに大変有効でした。(清塚千穂、教師、アメリカ)

「であい」の生き生きとした高校生の姿に触発されて、自分を客観的に振り返り、成長を確認し、さらなる成長を促すという効果があったと思います。作品には生徒の性格がよく出ます。生徒自身も友だちを知るよい機会になったと思います。教師にとっても教室の中やテストの上だけでない、生徒の顔がわかり、教師が生徒のことを知るということは改めて大切なことだと思いました。
 また、キャプションを日本語で書くことで、自分を表現する語彙が身につきます。自分の好きなことを好きなだけ書かせることで、生徒は満足感が得られると思います。教師にとっても、どのような語彙を授業で取り入れていけばよいのか参考になりました。(悦子・バーバー、教師、アメリカ)

生徒にこのプロジェクトをやってみたいかと聞くと、みな目を輝かせて「やりたい」と言いました。このウィスコンシンの小さな町でも日本語を勉強している高校生がいると知ってもらえることにわくわくしているようでした。生徒の中には日本語でもっと書きたいという子もおり、日本語学習の面からもいいプロジェクトだと思います。このエッセイが日本から世界へ発信されることで、教科のなかにNational StandardsのCommunitiesが取り入れられました。(柿木千絵、教師、アメリカ)

日本語を習っている高校生がいちばん関心を持っているのは日本の高校生についてではないかと思う。わたしの学校では、日本の高校生とE-mail交換をしたがっている生徒がとても多い。かれらは日本語をつかって日本人の同世代の友だちをつくりたいと思っている。そんな意味で、であいフォトエッセイカフェプロジェクトは韓国の高校生にとって興味深いものだと思う。(教師、韓国)

内向的な生徒が多かったのだが、フォトエッセイづくりをとおして、親やクラスメートなど、他人との関係づくりがうまくできるようになってきた。ある生徒は、以前は日本語にまったく関心をもっていない様子だったが、フォトエッセイづくりに取り組むうち、日本語の授業で積極的に発言したり、日本人教師に積極的に話しかけるようになった。(教師、中国)

TJFトップページ
copyright ©2004-2008 The Japan Forum