クラブ
くらぶ
Club


 日本の学校にはスポーツ系、文化系、科学系などのさまざまなクラブがある。クラブは、小学校高学年から授業の一環としての課内クラブという形で始まる。小中学校では、授業の一環として必修の課内クラブと課外活動として自由参加の課外クラブがあるが、高校では、主に課外活動としてのクラブ活動が盛んである。クラブ活動よりも進学を重視している学校や、クラブ活動に参加せず、学外で自分の好きなことを追求する高校生も少なくない。
  高校によっては、教育的見地から、あるいは学校の特色を出すため、クラブ活動に力を入れているところもあり、そういった学校は、体育コースなどを設け、運動部を強化するために全国から推薦入学で生徒を集めることもある。
 また、クラブは、部員から選出された部長、副部長、マネージャーなどを中心に基本的に生徒が運営する。部長は上級生がなることが多い。指導は、学内の教師や外部の人が監督やコーチとして行ったり、クラブを引退した後の3年生や卒業生が訪問したりして行うこともある。また、必ず学内の教師が顧問となり、学校との交渉、対外的な事項に関して指導する。
 人数は数人のクラブから、スポーツなどで全国的に有名な高校のクラブになると部員が百人以上というところもある。

練習の時間帯、内容
 多くの高校では放課後にクラブ活動を行う。クラブごとに練習・活動する曜日が決まっており、放課後は2、3時間くらい練習する場合が多い。朝練といって始業前に練習・活動を行うこともある。また、休日には練習試合や公式戦がある場合もある。夏休みには1週間程度の合宿を行い、学校に寝泊したり、避暑地や、それぞれの活動に適した場所に行ったりして集中して練習・活動するクラブも多い。

成果発表の場
  クラブ活動の練習や研究の成果を競ったり、発表したりする場として、国体などの全国的な大会や高校における発表会がある。スポーツ系のクラブでは、練習試合や公式戦に照準をあてて練習することが多い。公式戦はスポーツによって異なるが、大きな試合を終えて3年生が引退、新旧交代して次の新人戦を迎えるという場合が多い(日本の学校では4月に新年度が始まり、新入部員が入部する)。そのほかにも内部で行う紅白試合、OBOGを相手に行うOBOG戦などがある。野球、サッカー、ラグビーなどの全国大会はテレビで中継され、一般の人にも人気がある。また、各学校で行われる文化祭は、特に文化系のクラブにとっては大きな発表の場となっている。

人間関係をつくる場
クラブの雰囲気はさまざまだが、厳しいスポーツ系のクラブなどでは先輩が後輩をしごくという古いイメージもある。1年生ははじめはボール拾いや素振りばかりで下積みの基礎練習が長いというものである。しかし一方、日本の学校でクラブは学年の違う友人や、よき指導者と出会う場となっており、一緒に活動をしてきずなが深まり、人に教えることや、全体のことを考えて行動することを学んだり、合宿や対外試合を通じて社会とのつながりを学んだりする場でもある。





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