ストリートけん玉の第一人者、河本伸明さんの「んじゃめな!」

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 わやわや 2016年5月4日

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◆◆ りんご記念日
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新しいことばや文化にふれて世界が広がっていく。異なることばや文化にふれて視野が広がる。そんな体験をされた方々に寄付とメッセージをいただく「りんご記念日寄付キャンペーン」。その人にとっての思い出の日が「りんご記念日」です。


☆今月のりんご記念日☆
5月5日 Buon appetite!!/佐伯 博さん
http://tjf.sakura.ne.jp/ringokinenbi/#/05/05/v1422328751/

5月12日 あなたがいて、今の私がある/松尾 雅広さん
http://tjf.sakura.ne.jp/ringokinenbi/#/05/12/mm20150512/

5月17日 若者よ、世界へ羽ばたけ!/高橋 史幸さん
http://tjf.sakura.ne.jp/ringokinenbi/#/05/17/a1377573686/

5月18日 私のりんご記念日/T.Mさん
http://tjf.sakura.ne.jp/ringokinenbi/#/05/18/d1432195085/

5月23日 驚き続けたい/石川直樹さん
http://tjf.sakura.ne.jp/ringokinenbi/#/05/23/in02020908/



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◆◆ んじゃめな!
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「ストリートけん玉」をご存知ですか? 日本だけでなくアメリカでも人気があります。日本のストリートけん玉の第一人者、Kendamanこと河本伸明さんは、けん玉をコミュニケーションツールにしていろいろなネットワークを広げています。そんな河本さんの「んじゃめな!」

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◎けん玉が人をつなぐ
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けん玉を久しぶりに手にしたのは5年前。BMX(20インチ径の車輪の競技用自転車)仲間がたまたま持っていたんです。小学校のとき以来でした。小学生のときはほとんどできなかったので、けん玉は難しいと思っていました。

でも、「玉を剣にさしたいよね」と友だちと盛り上がって、けん玉の向きや身体の動きを少しずつ変えながらやってみたら、1時間もしないうちにできたんですね。その仲間と1週間後に技を披露し合うと、覚えた技は大体似ていても、技のコンビネーションが違っていました。

これは個性がすごく出ておもしろいと思って、どんどんはまっていきました。そのうち、服装やロケーション、音楽にこだわってけん玉の映像を作るようになりました。こんなことをやっているのは自分たちだけだと思っていたら、もうアメリカでやっているグループがあったんですよ。KENDAMA USAです。

でも日本ではまだなかったのでどんどん発信しました。するとマスコミに取り上げられ、広く知られるようになると、ぼくが勤めるショップDecadeにそれまでは来なかったような人たちが来るようになりました。それまでけん玉をしなかった人たちが手にしてはまっていくようになったり、つながりも広がっていったんです。

ぼく自身は格好から入っていますから、基本をちゃんと積み上げたわけではありません。型が大事だと思うようになって今では段位ももっていますが、もともと伝統的なけん玉のスタイルを楽しむ人たちが主流だとすると、ぼくはアウトサイダーだしニュースクール(新参者)なんですね。だからこそできることがあります。例えば、玩具会社バンダイと提携して子ども向けにプラスチックのけん玉「KDX」をつくったり、飲料会社や時計ブランドといっしょにけん玉選手権「Catch&Flow」を開いたりしています。

今年に入ってからは、福島のケヤキを用いたけん玉、FUKUSHIMA HOPEを作って販売しました。
このFUKUSHIMA HOPEを作ったのはDecadeの支店が昨年福島にオープンしたのがきっかけでした。福島のケヤキ材が安全性には問題がないのに大量に余っていることを知って、広島の加工業者に頼んでケヤキの風合いをいかしたけん玉を作ってもらったのです。

安全性を伝える動画を作って英語の字幕もつけました。そうしたら、最初に作った150個のけん玉は10,000円するにもかかわらず3日で完売しました。3分の1以上は海外からの注文です。3月末には200個を再販しました。

こうやって「けん玉」を核にして、人や仕事がどんどんつながって広がっていくのがとてもおもしろいですね。

河本さんの動画も見られます。
くりっくにっぽん「My Way Your Way」ストリート発Kendama!
https://www.tjf.or.jp/clicknippon/ja/mywayyourway/06/kendama.php




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◆◆ スタッフのつぶやき
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今日は幼少期の春の思い出をひとつ。
今やマンション暮らしですっかり孫に夢中の父ですが、昔は時間さえあれば住んでいた一軒家の庭で花の世話をやっている人でした。

庭に咲いている花以外にも、父は鉢植えをいくつか育てていて、なかでも蘭をとても大切にしていました。2年に一度くらいしか花を咲かせない品種で、その幻の花を咲かせようと、父は毎日一生懸命でした。

水やりはもちろん、葉っぱを丁寧に拭いてあげたり、湿度のために夜はお風呂場に移し、朝は庭に出して日を浴びせつつ逆に水分を奪われないように気をつけ、栄養剤は何日かに一度根っこにかけてあげるなど......手間暇かけてましたね。

そうやって世話すること約2年。父の努力はついに報われました。小さいけど凛とした、上品な香りを放つ花が咲いたのです。父は何度も香りを確かめ、「いや......本当に綺麗だろう?」とうっとりしてました。

しかし!蘭を外の空気に触れさせようと庭に出したほんの1時間後、悲劇は起きてしまいました。庭を探索中だった飼い犬が蘭の花を「パクっ」とひと口で食べてしまったのです(笑)。

「あ、あぁー!ちょっとー!何をしてくれてるんだー!」と父の悲鳴。庭のほうを見たら、犬が「ぺっぺっぺっ!」とまずいものでも食べたように、口からくしゃくしゃになった蘭の花を吐きだしてました。きっと香りが強くて気になったんでしょうね(*_*)
めげずにまた鉢植えを買ってきて育て始めた父でした。(シム)


===〔お役立ち情報〕=====

他団体が主催する、参加者募集中のイベントをご紹介します。
詳細は、各団体にお問い合わせください。

●【5/24〆切】第15回「漢語橋」世界大学生中国語コンテスト 東日本地区予選大会参加者募集中
〔主催:桜美林大学孔子学院〕
http://www.obirin.ac.jp/kongzi/news/koushi/2016/20160528.html

●「第32回ジュニア大使友情使節団 米国シアトル班」参加団員募集【8月実施】
〔企画・監修:一般社団法人 国際フレンドシップ協会〕
http://www.ifa-japan.org/junior/index.html

●「外国語授業実践フォーラム 第12回会合」参加者募集
〔主催:外国語授業実践フォーラム、7/9(土)〕
https://docs.google.com/forms/d/1s0S4yiECb8xWYzhdFl1ekuozOiCiKbsx_uHhKFa7dCE/viewform

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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