「ときめき取材記」、今回のテーマは「留学」!

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 わやわや 2018年5月16日

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◆◆ ときめき取材記
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ウェブサイト「ときめき取材記」では、学生がテーマを決めて、そのテーマに関連する人にインタビューしてまとめた記事を発信しています。

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「留学」の意味は絶対ある
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大阪大学理学部の留学生相談室でキャリアコンサルタントを務める綱ひとみさんは、この10年で約2000人の多様な留学生と出会ってきた。綱さんが異文化を理解するきっかけとなったのは高校時代のホームステイだった。彼女の価値観を大きく変えた驚きのアメリカ体験とは...。
https://www.tjf.or.jp/tokimeki/osakadaigaku/2018/04/04/404/



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◆◆ スタッフのつぶやき
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新年度になりました。進級、進学、異動、昇進、転職、転居......何かと変化の多い4月。息子の学校にも教員の新旧交代がありました。この間、新しい先生の授業で「地球以外の星に生命体が存在する確率を計算せよ」という奇想天外な課題が出されたそうです。持ち帰ったプリントの公式を見ると長くて複雑。しかも、子どもたちの計算結果がバラバラ。「みんな違う予測を立てて計算したからだよ。正解がない。いや~、宇宙学って訳がわからない。でも、めっちゃおもしろい!」と息子が言うではありませんか。子どもって、どういうきっかけで何に興味を持つようになるのか予測がつかないところが子育ての醍醐味の一つですが、「正解がないからおもしろい」という子どもの感覚っていいなと思いました。

正解がないから、一人ひとりが思考力をフル回転させて自分なりの答えを見つけようと必死になる。正解がないから、どんな答えを出しても減点されない。正解がないから、大胆な仮説が立てられる......。学校の勉強は「正解」があって、その正解を教師が知っていて、生徒の出した答えを教師が「正解」と照らし合わせてジャッジすることが多い。「先生たちは自分の頭を使わないで楽して、ぼくたちにばかり勉強せい、勉強せいと言うのはずるい」と時々うちの中学生と小学生が愚痴るのもそのためだと思います。しかし、正解のない課題だと、教師も生徒と一緒になって考え、格闘し、生徒の出す答えに関心とリスペクトを寄せることができるのでしょう。子どもたちはそれを感じ取っているように思います。

社会人になると、正解のない問題ばかりに遭遇します。そこで求められる問題解決能力は、知識としての正解を見つけ出す能力とは一致しません。情報収集力、状況認識力、分析力、予測能力、論理的思考力、調整力、交渉力、チャレンジ精神、感受性、価値観、世界観、信念、経験、学習力、知識力......などからなる総合的な人間力であることは言うまでもありません。知識力は人間力のほんの一部にすぎません。暗記重視の知識詰め込み型教育で育った「秀才」は社会が求めているような「人材」にはなれないということも頷けます。やるな、先生! その調子だ、息子!(長江春子)



===〔お役立ち情報〕=====

他団体が主催する、参加者募集中のイベントをご紹介します。
詳細は、各団体にお問い合わせください。


●【急募】2018年度の高等学校中国語教育全国大会の申し込み期限は5/19(金)に延長されました。お急ぎお申し込みください!https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSe0hUD2UjTK6lMinMk9AiA9tEj8rYGFAEyDdBg0gbYn1BM8pw/viewform?c=0&w=1

●日本教育工学会研究大会〔日時:5/27(日)、場所:関西大学千里山キャンパス、申込不要、参加無料〕「外国語学習のめやす」マスターたちによる「めやす」ワークショップの研究報告があります(発表A10)。
https://www.jset.gr.jp/study-group/files/program.php?date=20180527


●【参加者募集】韓国政府日本教職員招へいプログラム〔(公財)ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)、〆切:5/28(月)正午〕7/10~7/16の日程で韓国(ソウル、慶尚南道、蔚山、釜山)を訪問します。
http://www.accu.or.jp/jp/news/detail.php?nid=701

● 日本フランス語教育学会春季大会〔日時:6/1(金)~6/2(土)、場所:慶應義塾大学・三田キャンパス〕この3月に発行された『フランス語の学習指針』の報告、希望者への無料配布が予定されています。
http://sjdf.org/blog/1948

●【参加者募集】中国語教育学会第16回全国大会〔主催:中国語教育学会、日時:6/2(土)、6/3(日)、場所:早稲田大学、参加費(当日申し込み):3,500円〕基調講演「外国語学習の科学〜第二言語習得論の中国語教育への示唆〜」白井恭弘氏、ワークショップ「身近な言語をもっと知ろう ○○語は90分でここまでできる!」(ドイツ語、フランス語、韓国語、スペイン語、ロシア語、日本手話が対象)など。学会会員以外の参加も歓迎。
http://www.jacle.org/annual/



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