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マイストーリー:山本隆幸
テーマ:アメフット
 
Date: Country: Author:  
2003/6 Australia Kato Kumi
The University of Queensland
 


アメフットとの出会い

ぼくは小学3年生から今まで10年間アメフットを続(つづ)けています。難聴(なんちょう)というハンディキャップをもっていますが、それを苦(くる)しいと思わないで前向(まえむ)きに生きています。もちろん、つらいこともあります。たとえば、幼稚園(ようちえん)で毎日発音(はつおん)練習をしたことや、人に特別扱(とくべつあつか)いされたことです。でも、悲観的(ひかんてき)に生きたら、せっかく産(う)んでくれた両親(りょうしん)に申し訳(もうしわけ)ないと思います。よく「難聴の人が新しい集団(しゅうだん)に入るのはむずかしい」と言われますが、自分から新しい集団に入っていかなければ友だちはできないと思います。ぼくにとって友だちは、何でも言いあえて、ぼくのことを理解(りかい)してくれて、困(こま)ったときには助けてくれる大切な人たちです。アメフットのチームメイトも、ジェスチャーのサイン(ブロックサイン)を考(かんが)えてくれたりします。


アメフットの魅力(みりょく)

アメフットはぼくの人生を変えたと思います。ぼくの小学校にはアメフットのチームがありました。アメフットのチームがある小学校はめずらしいことです。練習を見て「かっこいいなあ」と思い、チームに入ることにしました。この小学校に入ったのは「難聴クラス」があったからです。もし難聴でなかったらアメフットに出会わあわなかったかもしれません。だから、今は「難聴でよかった」と思っています。

アメフットは迫力(はくりょく)があって男らしいスポーツだと思います。タックルなどでぶつかりあう感じが好きです。ぼくは、コーナーバックというポジションです。コーナーバックは、判断力(はんだんりょく)、足の速(はや)さ、スタミナ、キャッチセンスなどが必要(ひつよう)です。コーナーバックは相手(あいて)のチームのワイドレシーバーとボールを奪(うば)いあいます。ぼくのプレイでゲームが変わるのはとてもおもしろいです。


将来

今の高校を選んだのは、アメフットが強いからです。チームは高校の全国大会で2年連続優勝(れんぞくゆうしょう)しました。これは最高(さいこう)の思い出です。大学に入っても、社会人になってもずっとアメフットを続けていくつもりです。いい選手になるために、もっとランニングやウェイトトレーニングもしたいです。そして、いつかチャンスがあればアメフット王国のアメリカでもプレイしてみたいと思っています。


キーワード
アメフット
~で(~して)よかったと思う
難聴(なんちょう) 迫力(はくりょく)がある
ハンディキャップ 男らしい
苦(くる)しい ぶつかりあう
前向(まえむ)きに生きる コーナーバック
つらいこと 判断力(はんだんりょく)
幼稚園(ようちえん) 足の速(はや)さ
発音(はつおん)練習 スタミナ
特別扱(とくべつあつか)いされる 相手(あいて)のチーム
悲観的(ひかんてき) 奪(うば)いあう
~に申し訳(もうしわけ)ない プレイ
集団(しゅうだん) 全国大会(ぜんこくたいかい)
理解(りかい)する 連続優勝(れんぞくゆうしょう)
困(こま)ったとき 思い出
人生を変える アメフット王国
めずらしい  

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