公益財団法人国際文化フォーラム

多言語・多文化交流:パフォーマンス合宿報告

ひろしまPCAMP発表会を行いました!

8月7日、「ひろしまPCAMP」の発表会を広島県安芸高田市甲田文化センターミューズで開催し、80名を超える方々にご観覧いただきました。「ひろしまPCAMP」は2017年度に始まった多言語・多文化交流「パフォーマンス合宿」の初の地域版です。また対面での実施は実に3年ぶりです。 

発表会では、8月4日に初めて顔をあわせた28名の高校生が3日間でつくったパフォーマンスを披露しました。「I am from」*というフレーズのあとに、「特別な人が作ってくれた料理」「小さいころにしていた遊び」「尊敬する人」「勇気をもらったことば」など、一人ひとりが自分を振り返って出てきたことばをそれぞれの言語で表現した台詞と、自分たちで考えたダンスやポーズを組み合わせた、自分たちだけの作品となりました。 

* 「I am from(私は誰か)」はアメリカで開発された多文化演劇教育プログラムで、ひろしまPCAMPで活用されました。 
舞台の上と下を使った28名全員のダンス 

パフォーマンス後には、参加高校生に伴走してくれた5人のファシリテーターの進行で公開アフタートークを行い、発表会や4日間のPCAMPについて、一人ひとり感想を述べました。 

発表会には石丸伸二安芸高田市長も駆けつけ、作品発表とアフタートークの両方をご覧になったあと、高校生の姿に「可能性を見た!」とあいさつで感想を述べられました。あいさつの後は、ファシリテーターのひとり、振付家・ダンサーの田畑真希氏のリードで観客も含む会場内の人たち全員で踊り、発表会を締めくくりました。

舞台には、地元の社会福祉法人ひとは福祉会「就労センターあっぷ」に通う方々が織ったいろどり鮮やかなさをり織が飾られ、高校生のパフォーマンスを盛り上げました。 

さをり織でつくられた折り鶴も舞台に飾られた 

観劇された方々からは多くのコメントが寄せられました。 

・率直な高校生の意見思いが伝わってきました。 

・緊張の中でも自己表現をし、みんなと繋がりを求めて楽しんでいたのではないかと推測できました 。

・みんなが協力し合った様子がよく分かりました。仲良くなるのに、時間や性別は関係ないんだなと思いました。 

・自分を表現することが難しい人や表現の難しい環境がある中、この活動は機会を与えるものと感じた。 

・「とても素晴らしい✨」と思いました。guestや主催者方々から、子ども達に「参加してくれて、ありがとう」と言って頂いていましたが、その想いが子ども達に通じ、あの素晴らしい発表会になったのだと思います。 

・初めての出会いという環境から一つのことを創造する、人生でそんなに経験できることがないかも知れないことに参加できる。それこそが成果であり経験でしょう。今現在、リアルなコミュニケーションが少なくなっている中、素晴らしい経験ができたと感じました。 

・多文化共生、今まさに求められることを地域で子供たちに体験させる、素敵なプログラムだと思います。 

発表会上演作品の動画はこちら↓

*この発表会に至るまでの3日間のレポート、アフタートークを含む発表会のフルバージョン動画、ひろしまPCAMPの全日程ダイジェスト動画も後日公開します。お楽しみに! 

(事業担当:長江春子、千葉美由紀)

事業データ

「ひろしまPCAMP2022」発表会

日時

2022年8月7日(日)11:00~12:45 

場所

広島県安芸高田市甲田文化センターミューズ

見学者

80名

発表者

高校生28名

ファシリテーター

柏木俊彦(演出家・俳優)
田畑真希(振付家・ダンサー)
森永明日夏(舞台俳優・ティーチングアーティスト)

サブファシリテータ

江島慶俊(俳優)

坂田光平(俳優・舞台美術) 

照明

永尾良三

音響

下岡正宏

濱原多孝