くりっくにっぽん活用術


平昌冬季オリンピックと私の夢(協力:JTA)

執筆:活用術およびワークシート執筆者:仁川大学 岩間晶子 授業実施者およびPPT資料作成:ユンジュン中学校 キム・ナムヨン先生

話題/目標:からだと健康、ことば、テクノロジー、人との付き合い、他教科とつながる、地域・世界とのつながりを認識する、地域社会と世界、日常生活、気持ちや考えを伝えあう、自分と身近な人々、自然環境、行事、趣味とスポーツ

2018.05

目 標

「たい」形と「ある・ない」の定着
疑問詞の練習
長文読解への挑戦

対 象 クラブ活動など、特に日本語や日本に関心のある生徒
日本語レベル 初級レベル(ます形)、存在詞(ある・いる・ない)、疑問詞を学習した中学生・高校生
準備するもの

手順

⒈ リライト記事を渡して各自音読する。音読しながら読めない漢字をチェックする。

2. 「わからない漢字・単語はありますか。」と質問して読めない漢字とわからない単語の意味を簡単にチェックする。

3. 全体で声に出しながらもう一度記事を読む。

4. 内容に関する質問をする。(理解が困難な場合には韓国語でも言い直す。)
① 「誰の話ですか」:池田さん
② 「池田さんは学生ですか」:高校生です/高校生でした。
③ 「池田さんにはどんな脚がありますか」:義足があります。など
④ 「池田さんの夢はなんですか」:パラリンピックの選手です。パラリンピックに出ることです。など
⑤ 「池田さんは高校で何部です/でしたか」:陸上部です。
⑥ 「◯◯さんは何部ですか。面白いですか」
⑦ 「あなたの学校にはどんな部活(何部)がありますか。:〜と〜があります」

5. 池田さんの夢に関する質問をした後、「パラリンピックに出たい」こと、及びその文型を説明し、「たい」形を導入する。

6. 「たい」形を使った質疑応答をする。
① 学校が終わります。そしたら何をしたいですか。
② 友達と一緒に遊びます。何をしたいですか。
③ 日曜日は/冬休みは何をしたいですか。など

実際の授業では非常に難しい内容で疲れる生徒もいることが予想される。くりっくにっぽんの動画を見せたり、文法は紹介程度に留めるなど、楽しさを重視し、残りの活動についてはクラスの状況に合わせて柔軟に対応するとよい。

7. あの人は今〜パラリンピックの夢を追い続ける池田さん〜の記事を開いて見せる。

8. 「パラリンピックに出たかった池田さんは今大学生です。いまもパラリンピックに出たいです。」と説明し、オリンピックの話題について聞く。
① 2016年の夏のオリンピックはどこでありましたか。
② いつからいつまでありましたか。
③ 誰がいましたか。(記憶に残っている選手、競技などについて聞く)
④ 冬のオリンピックはどこでありますか。
⑤ いつからいつまでありますか。
⑥ オリンピックを観ますか。どこで観ますか。
⑦ オリンピックを見に行きますか。など

9. クラスの体系や状況に合わせて個人、グループ、全体でもう一度内容を読む練習をしたあと、自分たちの夢についてペアで話し合う。
① ○○さんの夢はなんですか。
  →私は〜になりたいです。私は〜したいです。

10. クラス全体で自分自身あるいは話し合った相手の夢について発表しあい、全体で夢をシェアする。

実際に活動してみて

・長文に挑戦したことのない生徒たちで、大きな抵抗があったことは事実だが、活動を終えた後、ひとりの生徒が「私も読めるのだということがわかって、日本の◯○という本を原作で読んでみたいという夢ができた」と話してくれた。なかなか高度で難しいため、クラブ活動などの少人数で対応できるクラスで活動するのに適していると思う。
・時期的にもちょうどオリンピックの時期と重なったため、自分たちの夢を語り合ったことのない生徒たちにとっていい機会になったのではないかと思う。
・また中学生なので、ワークシートへの読み仮名があっても長文に抵抗感を抱く生徒もかなり多かったように思う。次回学習をするときには授業で扱う文章の内容を減らし、余裕のある活動を展開する必要があるかもしれないと思う。


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