ぼくは体を動かすのが大好きで、物ごとにこだわらず、基本的に悩みはないタイプです。ぼくの特徴としては、タバコが嫌いです。身体に良くないし、寿命を縮るし、お金もかかるからです。ぼくの目はナツメのように大きくて、短く切った髪もなかなかかっこいいです。黒く光る髪は力を与えてくれます。自信に満ちて強くなれますし、生命力と若さのパワーも得られます。顔がまるいのは、食べるのが大好きでいっぱい食べるからでしょう。ダイエットしたいとは思いますが、食欲をコントロールできずに結局また食べてしまい、一度食べだすともうとまらなくて、友だちにも「食べすぎてお腹が破裂しないようにね」と笑われます。あ～あ。それからバスケがめちゃくちゃ好きで、一日でもボールに触らないと腕がむずむずするくらい。バスケの帝王になるのが一番の夢です。マイケル・ジョーダンやコービー・ブライアントは、ぼくのアイドルです。ぼくもいつの日か2人のようにバスケの帝王になれればいいなと思います。もちろん、ほかのスポーツも好きです。やっぱり体を動かすのが好きなんです。
   NBAでプレイするのが夢です。ジョーダンやブライアントみたいにNBAのコートで自由自在に、勇敢に直進するプレイをしたいんです。ばかばかしい話だけど、夢の中でNBAでプレイしたことがあるんですよ。でも「鳥人」ジョーダンやブライアントと同じチームではなくて、「小巨人」姚明のヒューストン・ロケッツに入って、ポイントガードをつとめました。姚明はもちろんセンターで、ぼくは彼が180度ターンしてダンクシュートを決めるのをアシストしました。会場中のお客さんの「姚剣ペア！」「姚剣ペア！」という声援がはっきり聞こえてきます。バスケットファンがぼくの名前を呼んでいます。会場中の大声援で、すごい迫力でした。それから、ぼくはなんとスリーポイント・シュートを決めて、お客さんたちはとても盛り上がりました。そのあともポイントガードを続けたのですが、うっかりファウルをしてしまって審判のホイッスルが響いたところで目が覚めました。目をあけるともう朝で、体操の時間でした。ホイッスルだと思ったのは目覚まし時計だったわけです。こうして「姚剣ペア」は崩れ去りました。まあ、夢はあくまで夢ですから、起き上がって伸びをして体操に出るしかありませんでした。
   将来の目標は日本留学です。日本語を勉強してるので。いまは、日中間にかなり問題がありますが、どちらにとってもよい形で解決できればいいと思います。両国のあいだに戦争が起きるのはいやです。いまは一生けんめい勉強して、クラスの日本語係をやっています。朝の時間には、先生の指示でみんなぼくに続いて日本語の単語を音読し、授業モードに入ります。もちろん、ぼく自身も日本語をマスターするために最大限の努力をします。日本語のスペシャリストになって中国語と同じくらい流暢に話せるように磨きをかけたいと思います。いまは、食事中も日本語の単語を思いうかべるほど一生けんめいがんばっています。日本人と会話するときに、途中で止まったりせずにはっきりなめらかに話したいのです。この目標を達成して両親を喜ばせ、幸せにし、ぼくという息子をもったことを誇りに思ってもらえるようになりたいです。もちろん、先生にも。この場を借りて先生方に（とくに、日本語の勉強を始めてから、ずっとことばでは言い表せないほどよくして下さった日本語の先生に）お礼を言いたいです。先生方、お世話になりました！ぼくはがんばって勉強して、目標に向かって進んでゆきます。とにかく、この一言に尽きます。「日本語の先生、ご安心ください。ぼくは絶対がんばって目標を達成します。先生のご恩には一生感謝し続けますし、これまでずっとお世話になったことは永遠に忘れません」
   「姚剣ペア」と日本留学、どちらもきっと実現してみせます。