ぼくはカンチカ第二高校1年の超然です。高校に入ってから日本語の勉強をはじめたのですが、日本語が大好きです。すでにスポーツよりも日本語が好きになっています。スポーツ好きなので、コートでもトラックでもあちこちで走りまわっています。運動会は、ぼくにとっていちばん楽しいことの一つです。強い相手と激しい競争をするのは、楽しくてたまりません。彼らは、まるでぼくの命をかけたライバルのようです。ぼくはそういうぎりぎりの状態でチャレンジするのが好きなのです。「戦争のない国は発展しない」と言った人がいましたが、ぼくに言わせれば、「ライバルのいない人生は、進む方向がわからなくなった小船のようなもので、どちらにかじを取っていいかわからない。チャレンジのない生活は、両方のつばさをなくした小鳥のようなもので、飛びたくても飛べない。そんな生活は一杯のお湯のように、たいくつでしょうがない」のです。「あなたの考えは変わっている」という人がいるかもしれませんが、このぼくなりの考えかたが、自分を人とは違った性格にしています。ぼくは失敗してもいいと思うほうではなくて、最後まできわめたいと思う人間です。だから、ぼくは今いい成績をとって、先生たちにほめてもらうことができるし、同級生達も評価してくれるのです。
   いま、ぼくは学級委員長をしていますが、勉強もしっかりやっているし、学級委員長の仕事もまじめに責任感をもってやっています。人にも自分にもわりと厳しくて、いいかげんなことを許しません。ぼくは学級会でいつもこう言っています。「やると決めたら、責任をもって、ベストをつくすべきです。そうじゃなかったら、やるべきではありません」。一年間努力した結果、通遼市で「優秀な学級委員」として賞をもらいました。でも、これはぼくの最終的な目標ではありません。ぼくの最終目標は、自分の国のためにつくして何かすばらしい栄誉に輝くことで、成績「優秀」は目標ではなく、「最優秀」をめざしているのです。学校で「日本語スピーチコンテスト」、「日本語の書道」という大きな大会があるのですが、日本語が大好きなぼくは、いつもきちんと準備して自信たっぷりに舞台に上がり、いつもいい成績をとっています。スピーチコンテストでは第一位になりました。そして、美しい賞状をもらいました。書道の大会でも一位をとりました。ぼくの努力の結果がまた証明されたのです。ぼくは普通の高校生ですが、理想はほかの人よりずっと高いです。日本語に出会ったとき、「日本へ留学に行くこと」はすぐにぼくの夢となりました。この夢をもったのは最近ですが、ぼくの心のなかにしっかりと根をおろしています。本やテレビで日本のことを目にすると、ぼくは心のなかで自分に言うのです。「いつか必ず中国とは違う日本の文化や生活を体験し、味わうことができる」と。ぼくは絶対にできると信じています。
   ぼくは、すばらしい人生とはそれを追い求める過程にあるのだと信じます。夢を追いかけてこそ、人生はすばらしいものとなるのです。