スーパーのチラシをみて、中国の商習慣を知り、買い物情報を伝えよう

スーパーのチラシをみて、中国の商習慣を知り、買い物情報を伝えよう

中西千香(なかにし  ちか)

中西千香(なかにし ちか)

中国のスーパーなどでよく見られる商売の方法を理解し、自分でも使いこなせるようになり、はじめて中国に行く人も買い物で困らないように、『中国de買い物ハンドブック(食生活編)』を作成する活動。教科書から実践へ前進するために知っておくべきことに学習者自身で気づくようにすることもねらい。

2013年12月5日

Category

言語
  • 中国語
対象
  • 大学生
活動タイプ
  • プレゼンテーション
  • 交流
  • 資料制作
  • 資料調査
アウトプット
  • マニュアル
話題分野
  • 買い物

Tags

  • チラシ
  • ハンドブック
  • レアリア
  • 商売
  • 商習慣

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単元目標

中国のスーパーなどでよく見られる商売の方法を理解し、自分でも使いこなせるようになり、中国へはじめていく人も買い物(特に食べ物)で困らないように、『中国de買い物ハンドブック(食生活編)』を作成する。


■この単元案のセールスポイント

・己を知り、相手を知り、そして、受け入れる訓練をすることがその目的である。この活動では、何より、自分たちが現地にいって、すぐに現地に溶け込み、現地での生活を開始できることが何よりの利点である。向こうに行ってからわかることもあるが、事前に自らリサーチし、理解する作業を通して、スムーズに向こうでの生活に溶け込み、短期滞在であっても、慣れる時間を短縮することが可能である。

・互いのリサーチ、報告によって、非日本語母語話者とつながり、中国語母語話者とつながり、仲間たちとつながる。このことによって、いかに自分一人だけの視野が狭いかを感じ、仲間と学ぶ、学び合いの大切さを知ってもらう。

・プレゼン活動では、どれだけの視点をもって、観察、分析ができたか、また、中身のある、わかりやすいプレゼンをすることを養う。

インタビュー

このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。

一部は実践して学生に気づきの機会を与えています。全体的に実践してみたいのですが、本務校の授業ではかなり決まっているのでそこに入れることが現状のところできず、悩んでいます。どこかで一部でも利用して、実践してみたいと思います。

どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。

より学生に身近で、実践的なものを記憶に残せるといいなと思い、このプランを作りました。

実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。

教科書で学んだこと、教科書とつながる部分、実践のためにさらに何を知っておくべきかを学習者自身で気づき、学びを前進させられるといいなと思います。

このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。

教科書レベルと実際の状況がかなり離れているので学習者にうまく実践へと持っていけるかが正直心配です。そういう意味では万人受けするプランではないのかも知れません。

同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。

自分も含めてまだまだ「教科書を教える」ことから脱皮できていませんが、少しでも学習者のためになる授業を思っていれば、『学習のめやす』が目指す授業へと近づけることができると思います。前進あるのみです。

執筆者

中西千香(なかにし  ちか)

中西千香(なかにし ちか)

「外国語学習のめやす」マスター研修の修了者(2013)。参加当時、愛知県立大学准教授。「めやす」のコミュニケーション能力指標をベースにした山崎直樹教授(関西大学)の科研プロジェクト「中国語コミュニケーション文法およびその導入のための教材・教授法の構築 」のメンバー http://www2.itc.kansai-u.ac.jp/~ymzknk/ 自身は「中国語教育におけるレアリアの効果的活用」をテーマに研究 https://kaken.nii.ac.jp/d/p/25370639.ja.html

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