コリアタウン・マップを作ろう

コリアタウン・マップを作ろう

川上知美(かわかみ  ともみ)

川上知美(かわかみ ともみ)

毎年行なっているコリアタウンにフィールドワークを学習者中心の活動にしたいという思いから生まれたプランである。コリアタウンについて調べてから訪問し、店の人にインタビューして得た情報を持ち帰り、文化的共通点や相違点、店の宣伝ポイントなどを再現劇を盛り込みながら報告する活動を行なう。

2012年4月1日

Category

言語
  • 韓国語
対象
  • 中高生
活動タイプ
  • インタビュー
  • フィールドワーク
  • 交流
  • 実演発表
アウトプット
  • 台本
  • 地図
話題分野
  • ことば
  • 買い物

Tags

  • コリアタウン
  • 再現劇
  • 地図
  • 地域
  • 買い物

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単元目標

コリアタウンの成り立ちについて調べてから実際に訪問し、グループごとに別々の店の人にインタビューして得た情報を持ち帰り、文化的共通点や相違点、店の宣伝ポイントなどを、インタビュー再現劇を盛り込みながら報告することができる。
各グループの報告に、コリアタウンについて調べたことや知ったこと、考えたこと、感じたことなどを加えてコリアタウンマップとしてまとめ、文化祭で発表することができる。

インタビュー

このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。

現在の勤務校ではカリキュラム上実践しにくいですが、部分的な実践は可能だと思います。

どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。

・毎年コリアタウンにフィールドワークに行っていますが、学習者中心の学びになっていないことが気になっていました。
・コリアタウンに行けばほとんどの生徒が喜びますが、それだけで終わってしまうことも多く、残念に思っていたからです。

実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。

・コリアタウンの方々と韓国語で交流することの楽しさを実感してほしいです。
・コリアタウンの成り立ちや歴史、文化について生徒自らが気づいたり知っていく過程で、コリアタウン→在日コリアン→日本と朝鮮半島・・・というように、自分と社会をひきつけて考えていく力を身につけていってほしいです。

このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。

・コリアタウンの方々と話ができるようになることを言語学習の目標におくことで、生徒の動機づけが高まり積極的な学習活動につながることが期待できると思います。
・いくつかのグループ活動を通して、「文化領域」や「グローバル社会領域」の目標達成が可能だと思いますが、クラスの状況によってはグループ活動自体むずかしい場合があるかもしれません。
・「学習のめやす」を効果的に実践するために、「語彙・文法を習得するための5+5」の工夫、研究の必要性を個人的に強く感じています。

同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。

「学習のめやす」の考え方を学んで以降、部分的にではあっても「めやす」のやり方を取り上げたり、何をするにも「これは”めやす”的にはどうだろう?」と立ち止まったりするようになりました。
カリキュラムやクラスの状況によっては「めやす」の全面的な実践がむずかしいですが、常に「どんな生徒になってほしいか」「そのためにはどんな活動をしてもらったらいいか」という視点を忘れずに取り組んでいきたいと思っています。

執筆者

川上知美(かわかみ  ともみ)

川上知美(かわかみ ともみ)

大阪府立桃谷高等学校

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