映画を利用した対話を通した学び合い
「めやす」マスター研修2014、事前課題として報告された実践プラン。「映画をリソースとした異文化理解の授業デザイン」と「外国人留学生の日本語クラスと日本語教員養成クラスの協働」の両方を考慮したことがセールスポイントになっている。「お受験」を題材に多角的な意見交換が実現している。
Category
- 言語
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- 日本語
- 対象
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- 大学生
- 活動タイプ
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- プレゼンテーション
- 交流
- 鑑賞
- アウトプット
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- レポートや作文
- 話題分野
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単元目標
<場面状況>
・外国人留学生(学部生)の大学での「日本事情」の授業15コマのうち3コマを、日本語教育を学び「日本語教授法」を受講している外国語学部の日本人学生と合同で授業を行った。(2012年12月実施)
・「日本事情」の授業は、3コマ(1コマ90分)で、あるテーマを取り上げ1つの映画を部分的に視聴する。
・本授業で取り上げる映画とテーマ
映画「お受験」:教育・男女の役割(ジェンダー)・家族
・共修クラスの目的
「日本事情」:日本語を使う機会を創出し、自文化・異文化について考察する。
「日本語教授法」:外国人留学生対象の日本語の教え方を見る。
授業を通して言語を学ぶ仲間として学ぶ姿勢を振り返る。
インタビュー
このプランは実践したものですか。
実践してみようと思ったものですか。
実現の可能性はありますか。
すでに実践しています。
どうしてこのプランを作ろうと思ったのですか。
発想の原点はなんですか 。
日本の大学で日本語を学ぶ外国人留学生と日本語教育を学ぶ日本人学生が、対話を通して共に学ぶ場を作りたいと思いました。また、映画をリソースとした異文化理解の授業をデザインし、実践したいと日頃考えているからです。
実践してみて生徒の反応はどうですか。
実践していない場合、生徒のどんな反応が予想され、または期待していますか。
外国人留学生も日本人学生も、お互い普段交流する機会がないので貴重な経験になったようです。映画のテーマが「お受験」だったので、意見交換しやすかったと思います。日本人学生が他の日本人学生の話を聞いて、気づきや発見が生じているケースも見られました。
このプランに対する自己評価を教えて下さい。
また、学習のめやすを取り入れた授業を試みるにあたって、どんな課題や効果があると思いますか。
この活動自体の評価を、留学生・日本人学生・日本語教授法担当の教員のコメントから
分析しましたが、ルーブリックを取り入れた評価はしていませんでした。そこができていればよかったです。
同業者仲間に向けて、ワンポイントアドバイスや感想を一言お願いします。
「映画をリソースとした異文化理解の授業デザイン」と「外国人留学生の日本語クラスと日本語教員養成クラスの協働」の両方を考慮しました!!
執筆者
「外国語学習のめやす」マスター研修の修了者(2014)。参加当時、摂南大学准教授。