公益財団法人国際文化フォーラム

りんごをかじろう報告

身近な文化、遠い文化にふれてみよう

TJFでは隣の人とつながるためのことばを「隣語」と呼んでいます。さまざまな言語や文化にふれてもらって、新しい世界を見てもらいたいと思い「りんごをかじろう」プログラムを実施しています。2016年度はイランとモノ研究を取り上げました。

毎回一時間ほど、テーマに関わりのあるお茶やお菓子を楽しみながら、講師や参加者同士がリラックスした雰囲気のなかで交流する時間を設けています。インターネットで何でも検索できてしまう時代だからこそ、実際に人と出会い、学び感じる機会を提供しています。

たいへんな時代を生き抜くためのイラン式7つの極意

組織に縛られず、猛烈な社交力を発揮して生きるイランの人びと。そのコミュニケーション術には、自分の生き方や、組織と個人のあり方について、「これもありなんだ!」という新たな発見がいっぱいです。『「個人主義」大国イラン 群れない社会の社交的なひとびと』(平凡社新書)の著者・岩﨑葉子さんを講師に招き、イランの生活文化に関する話題も織り交ぜながら、話をしていただきました。

モノ研究の魅力~ナマコとクジラ、ヤシとバナナから見える世界

私たちの便利で豊かな暮らしは、身のまわりのさまざまなモノで成り立っています。「モノ研究」という視点で世界をながめてみます。ナマコ研究家として知られる赤嶺淳・一橋大学大学院教授を講師に招き、「フィールドワーク」の技法で明らかになる、自分と世界のつながりについて知り、一緒に考えました。

事業データ

りんごをかじろう:たいへんな時代を生き抜くためのイラン式7つの極意

期日

2016年6月25日(土)

場所

東京・TJF

講師

岩﨑葉子(日本貿易振興機構アジア経済研究所地域研究センター研究員)

参加者

23名

りんごをかじろう:モノ研究の魅力~ナマコとクジラ、ヤシとバナナから見える世界

期日

2016年12月17日(土)

場所

東京・TJF

講師

赤嶺淳(一橋大学大学院教授)

参加者

17名

※事業報告書『CoReCa2016-2017』に掲載。所属・肩書きは事業実施時のもの。