教学設計
 
第18号 2004/1
概要
優の一日と自分の一日を比べて、同じところと違うところを発表したり、ノートに書いたりする。
所要時間: 15分
目標
情意目標
-
言動目標
話す・短い文を書く・聴く
学習文法・文型
●~てから、…
●~て、…
●~が、…
●(場所)でV
●しかし、…
対象学習者
中学生
授業のヒント
用意するもの
事前準備
「どんな順番?」のアクティビティをして、生徒は6枚の写真の順番を知っているようにしておく。
1. 黒板に写真を張る
黒板に写真を一日の順番に張る。
2. 優と自分の一日の生活を比較させる
〈例〉
  • 優さんは起きて、まずご飯を食べますが、わたしは起きて、まず顔を洗います。
  • 優さんは顔を洗ってから服を着ますが、わたしは服を着てから顔を洗います。
  • 優さんもわたしも家で朝ご飯を食べます。
3. 2.で書かせたノートを集める
発展
〈発表例〉
  • 王さんは左手で字を書きます。しかし、わたしは右手で字を書きます。
  • 昼ご飯を食べる時、王さんはまずご飯を食べます。しかし、わたしはまずおかずを食べます。
  • これは「優と自分を比較して文を作る」「クラスメートと自分を比較して文を作る」活動です。ただ文型だけを与えて短文を作らせるよりも、印象深い文作りの活動になるでしょう。
  • 発展の活動を通して、生徒はふだんいっしょにいるクラスメートを改めて観察することになります。それまで気がつかなかったことに気がつくかもしれません。また、クラスメートと比較することで、自分についても新たに気がつくことがあるかもしれません。
執筆:中新井綾子(吉林省教育学院、国際交流基金派遣青年日本語教師)
協力: 王英(長春市第五十二中学)、孫継承(長春市第一外国語中学)、姜華(長春市朝鮮族中学)、殷海英(長春市朝鮮族中学)、辻聖子(長春市朝鮮族中学・青年海外協力隊)、加藤悦子(長春市第八中学・青年海外協力隊)、澤田智穂子(長春市第十一中学・青年海外協力隊)
(所属は2003年6月現在)