ヒント箱:日本語問答
 
2003年4月号
  • 先生: 周明君、お家ではどうですか。
    母 : 勉強しないで、テレビばかり見ているんですよ。
    先生: そうですか。学校ではよく勉強しています
    (高校『日語』第1冊第5課より)
  • 吉田: あ、王さん、かばんが開いていますよ
    王 : あっ、気がつきませんでした。ありがとうございます。
  1. (第1冊第15課)
    三上:周明さん、京劇を見にいきませんか。今ちょうど梨園劇場で「孫悟空」をやっているんですが。
    周明:ああ、いいですね。ぜひ行きたいです。
    三上:そうですか。水谷先生も誘おうと思っているんですが。


  2. (第2冊第12課) 
    三上:きっといい試合になりますよ。場所は決まっていますか。
    周明:いいえ、まだなんですけど。


  3. (第2冊第13課)
    周明:ところで三上さん、三上さんは高校の時、どんなスポーツをやっていたんですか。
    三上:バレーボールですけど。
    周明:えっ、そうなんですか。じゃあ、上手なんですね。
    三上:いやあ、もうずっとやっていないから。


  4. (第1冊第18課)
    小川:何時ごろですか。
    周明:授業の後、4時ごろはどうでしょうか。みんな第一教室に集まっていますから。


  5. (第2冊第5課)
     …… すると、母が「ここ空いていますよ。どうぞ。」と言って座らせてあげました。


  6. (第3冊第10課)
    白雲:… 来週の土曜日は、いかがですか。
    三上:ええと、土曜日の夕方でしたら、空いています
    ……
    白雲:では、お待ちしています

◆文化的意味

  1. A:あっ、シャツにゴミがついていますよ。
    B:えっ、ゴミですか。ああ、どうも。
  1. 〈レストランで/知人の家に招かれて〉
    客:あっ、スープに髪の毛が入っていますよ。
  1. 劉 :鈴木さんは、いくらぐらい給料をもらっていますか。
    鈴木:えっ、給料ですか……。


  2. 学生:先生、夏休みは何をなさっていましたか。
    先生:中国に行っていました。
  1. 学生:先生、さっきとても上手に中国語を話していましたね。
加納陸人
文教大学教授/『日語』日本側主任編集委員