北海道の動物

タンチョウについて

 今、タンチョウの数は800羽くらいです。あまり増えていません。
 タンチョウが住んでいる釧路湿原(くしろしつげん)は、開発(かいはつ)によって、1950年代の2/3の広さに減りました。
 繁殖期(はんしょくき)に釧路湿原に行ったり、近くで川くだりしたりすると、タンチョウに影響(えいきょう)があるかもしれません。

 人々は、冬、タンチョウにエサをあげています。タンチョウが住んでいる湿原(しつげん)や川を保護(ほご)しています。
 電線(でんせん)にぶつからないように、電線に黒と黄色のしるしをつけたり、電線を地面に埋めたりしました。
 湿原にごみを捨てないようにしています。

シマフクロウについて

 シマフクロウは、日本の天然記念物です。今、シマフクロウの数は、120羽くらいです。絶滅(ぜつめつ)するかもしれません。
 川の開発(かいはつ)などで魚が減ったこと、大きな木が減ったことが理由かもしれません。
 シマフクロウは、全長(ぜんちょう)は66-70cm、はねを広げると180cmです。世界でいちばん大きいフクロウです。ロシアと北海道にいます。「ボーボー」と鳴(な)きます。

条約など

□ラムサール条約
 ラムサール条約(じょうやく)は、水鳥(みずどり)が住んでいる湿地(しっち)を開発(かいはつ)から保護(ほご)する条約です。1971年にイランのラムサールで作りました。釧路湿原(くしろしつげん)は、1980年に、日本ではじめてラムサール条約(じょうやく)に登録(とうろく)されました。

□釧路湿原野生生物保護センター
 1993年にできました。絶滅(ぜつめつ)するかもしれない野生生物(やせいせいぶつ)を保護したり、調査(ちょうさ)したりします。

□阿寒(あかん)国際ツルセンター
 タンチョウの研究(けんきゅう)をしたり、保護したりします。ここで、タンチョウを観察(かんさつ)することもできます。

もっと知りたい人はこちら(出展)→釧路開発建設部のホームページ
  http://www.ks.hkd.mlit.go.jp/area/play/kankyo/kankyo.html