くりっくにっぽん活用術

あなたのまちの市長になろう!(ご当地キャラ作り)(協力:JTA)

執筆:仁川大学 東アジア国際通商日本通商学部招聘教授 岩間晶子

話題/目標:他教科とつながる、地域・世界とのつながりを認識する、地域社会と世界、教室の外とつながる、社会のために行動する

2015.3

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キーワード:・ご当地キャラクター・キャラクター作り・初級~
1)ハンドアウトをもとに、ご当地キャラクターについての理解、考えを深める。
2)自分の町のご当地キャラクターを考え、発表し合う。

目 標

①日本のご当地ブームについて、その背景と現状を知る。
②人物やキャラクターについて、形容詞を用いて、簡単な紹介ができる。
③自分の住む地域の財政状況について調べ、地域の活性化のために自分ができることを考える姿勢を身につける。

対 象 初級レベルの中高大学生
日本語レベル (形容詞および動詞の辞書orます形の学習時のレベル)
準備するもの

手順

1. ハンドアウト1を配付後、「ふなっしー」や「くまモン」の写真を見て、その特徴を「~は/が(形容詞)です」を用いて話し合う。
例)くまモンは丸いです。

2. ふなっしーやくまモンが地方行政にもたらした影響とその効果について話し合う。(ハンドアウト1、ハンドアウト2のQ1)

3. ハンドアウト3「『ご当地』大好き!」にある写真をみながら、日本のどこで何が有名なのか、インターネットを活用してグループごとに調べ学習をする。(ハンドアウト2のQ2)

4. 自分の住んでいる地域で有名なものについて以下の観点から話し合い、発表する(難易度が高い場合、母語でよい)。(ハンドアウト2-Q3~5)

(1)地域の特産物は何か、観光名所はどこか。
(2)その特産物をアピールするために、行政が行っている取り組みはあるか。あれば、それはどんなことか。
(3)自分の住む町の財政状況について調べて「良好・普通・悪化」のどれか。その原因は何か、解決法はあるか。

5. ご当地キャラクターを自分で作って発表する。(ハンドアウト2-Q6、Q7)

(1)財政状況を改善するために、その地域で有名なものを使ってアピールできるご当地キャラを作ってみる(絵と紹介を書く)。
(2)そのキャラクターを使って、どのような広報活動を展開するか計画を立ててみる(計画の立て方、発表の仕方についてはプリント資料の一番最後にあります)。
例)キャラクターのグッズをつくる、キャラクターをかたどったクッキーをつくる。
(3)形容詞や名詞構文を使って、ご当地キャラクターの発表会をする。
備考:コンテスト形式で投票し、クラスで採用するキャラクターを決めるのもおもしろい。

発表するときは・・・
①広報活動を紹介するときに、どのような商品なのか説明する。簡単な紹介や価格などを説明に入れる。
②広報活動について特徴を話す。
例)仁川は青色がイメージカラーなので、キャラクターも青色です。
③「(ご当地の産物)は、(辞書形)〜ことができます」を使って、どうしてその広報活動が効果的なのか理由を言う。 
例)電車にポスターをはったら、たくさんの人が見ることができます。
④(余裕があれば)ご当地の商品がたくさん売れたら、その地域の何に役立てたいのか発表する。(ます形+たいです。)
例)たくさんの人が行く公園をつくりたいです。


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